江差町のかもめの散歩道コースは海沿いを歩けるすこやかロード

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江差町のかもめの散歩道コースは、日本海に浮かぶかもめ島を歩く海沿いのウォーキングコースです。北海道のすこやかロードとして、平成24年度に認定されました。同じ年度には、街並みを歩くいにしえ街道散策コースも認定されています。島の遊歩道は、上の展望コースで一周約1時間、ゆっくり歩いて約2時間です。

この記事では、コースの舞台であるかもめ島の歩き方、灯台や夕陽などの見どころ、コースマップの入手先、あわせて歩きたいいにしえ街道までを順に整理します。なお、コースそのものの総距離と歩数は、私が確認できた範囲では数字が見つかりませんでした。数字は推測で書かず、確認できた事実だけを載せています。情報の基準日は2026年9月30日です。

目次

かもめの散歩道コースは平成24年度に認定された江差町の海沿いウォーキング

結論から言うと、かもめの散歩道コースは、北海道で認定されている健康づくりのウォーキングコース「すこやかロード」の一つです。江差町からは平成24年度に、「いにしえ街道散策コース」と「かもめの散歩道コース」の2つが認定されました。

江差町の公式ホームページには「すこやかロードの活用について」というページがあります。コースマップは、江差町役場の健康推進課(保健センター、役場内)と、海の駅開陽丸に置かれていると案内されています。ホームページからダウンロードもできるそうです。

歩く前に地図を手に入れておくと、当日の迷いが減ります。とくにコースの正確なルートは、地図で見るのが確実です。島の遊歩道には複数のルートがあり、かもめの散歩道コースがどの区間を通るのか、私は検索で確かめられませんでした。ここは必ずコースマップで確認してください。

すこやかロードは北海道健康づくり財団が進める道内共通の認定制度

すこやかロードとは、北海道健康づくり財団が「すこやかロード認定事業」として進めている、道内各地のウォーキングコースの認定制度です。市町村が、身近で気軽に歩ける健康づくりのコースを認定してもらう仕組みになっています。

財団は「すこやかロード コースガイド」も発行していて、2020年版のPDFが公開されています。全国健康保険協会(協会けんぽ)の北海道支部も、「すこやかロードのご紹介」というページを設けています。

網走市、滝川市、足寄町など、道内の他の自治体でも同じ名称のコースが紹介されています。江差町のコースは、こうして全道に広がるコース群の一つです。旅行で訪れる人にとっては、観光地を歩く楽しみに、地元の人が日常的に歩く道という顔が加わります。

かもめ島は周囲約2.6km、島の遊歩道は一周約1時間から2時間

かもめの散歩道コースの中心は、江差町のシンボルであるかもめ島です。日本海に浮かぶ小さな島ですが、防波堤で街とつながっていて、歩いて渡れます。

島の規模は、海抜約30m、周囲約2.6kmです。平坦な台地が広がり、檜山道立自然公園の特別区域に指定されています。名前の由来は、上空から見ると、かもめが翼を広げた形に見えることだそうです。かつては弁財天を祀る権現社があったため、弁天島とも呼ばれていました。

島には散策路が整備されていて、ゆっくり歩いても約2時間で一周できます。子どもの体力でも問題ないと紹介されています。遊歩道を歩くと、潮の香りと柔らかな海風を感じられます。

上の展望コースは一周約1時間

島の上を歩く展望コースは、一周約1時間です。高い位置から歩くので、見晴らしを楽しみたい人に向いています。夕日の展望灯台や、幸せになる鐘といった見どころが、島の散策で紹介されています。

下の遊歩道は海のすぐ横を歩く

下の遊歩道は、海のすぐ横を歩くコースです。内陸側の海岸沿いから島の中央にかけて遊歩道が整備されていて、瓶子岩などを間近に見られます。海沿いを歩きたいという目的には、こちらが合います。

コース一周の目安特徴
上の展望コース約1時間島の上を歩き、見晴らしを楽しむ
下の遊歩道ゆっくり歩いて約2時間が目安(島全体の一周)海のすぐ横を歩く

上の表は、島の遊歩道の紹介をもとにしています。かもめの散歩道コースがどちらを通るのかは、繰り返しになりますが、コースマップで確かめてください。

灯台と夕陽と瓶子岩、歩きながら出会う見どころ

かもめ島の見どころは、灯台、夕陽、瓶子岩、開陽丸の4つがそろっています。どれも遊歩道から見られる場所に集まっているのが、この島の歩きやすさです。

かもめ島灯台は2018年に恋する灯台に認定

島には、白亜のかもめ島灯台が立っています。2018年に「恋する灯台」に認定されました。白い灯台は、日本海の青と空の色の中で、遠くからでも目に入ります。

夕陽は日本夕陽百選に選ばれた景色

かもめ島の夕景は、日本夕陽百選に選ばれています。オレンジ色に染まる水平線と、静まり返った島の風景が溶け合う景色として紹介されています。散歩の時間帯を夕方に合わせると、この景色に出会えます。日没の時刻は季節で変わるので、行く日の時刻を調べておくと安心です。

瓶子岩は高さ10mを超える奇岩

島の麓には、浅瀬に建てられた鳥居があります。その近くに、高さ10mを超える奇岩の瓶子岩(へいしいわ)があります。瓶子岩は、漁師さんの守り神とされています。海に生きてきた町の信仰が、自然の岩の形と結びついている場所です。

開陽丸は島の東側から眺められる

島の東側からは、港に展示されている幕末の軍艦、開陽丸を眺められます。島の入口には、開陽丸の実物大の復元船があります。島を歩く前に、まずこの復元船を見ておくと、江差という港町の輪郭がつかめます。

このほか、島内の名所として、厳島神社、北前船係留跡、江差追分節記念碑、弁慶の足跡といった名前も紹介されています。旅行動画の説明文にあった名称で、私は詳細まで確かめていません。現地の案内板やコースマップで確認してください。

かもめ島が港を守った歴史と、1615年創建の厳島神社

江差の港は、かもめ島に守られてきました。北前船で栄えた江差では、かもめ島が防波堤の役目を果たし、天然の良港になっていたからです。海沿いの散歩道を歩くことは、その港の成り立ちを足で確かめることでもあります。

島にある厳島神社(鴎島弁天社)は、元和元年(1615年)に、北前船の回船問屋仲間が建てた古い社とされています。海上安全と商売繁盛を願って、弁財天社として建てられました。港町の繁栄と信仰が、島の景色に重なっています。

島が弁天島と呼ばれていたのも、弁財天を祀る権現社があったからです。呼び名の変化をたどると、島が長く人々の祈りの場所だったことが見えてきます。散策のときは、神社の前で少し足を止めてみてください。

海の駅開陽丸でコースマップを受け取り、記念館も見る

コースマップが置かれている海の駅開陽丸は、開陽丸記念館のことです。歩き始める前の拠点として使えます。

開陽丸は、幕末にオランダで建造された軍艦です。記念館には復元船が展示されていて、オランダ時代の設計図をもとに復元されたとされています。海底から引き揚げられた大砲や生活用品など、約3,000点の資料も並んでいます。所在地は北海道檜山郡江差町姥神町1-10です。

入館料は、検索結果の表記で大人500円、小学生など子ども250円でした。料金は変わることがあるので、訪問前に公式情報で確認してください。開館時間と休館日も、同じく公式情報で確かめるのが確実です。

散歩の前に記念館へ寄ると、島から眺める開陽丸が違って見えます。海底から引き揚げられた資料を見たあとに、港に浮かぶ船を眺める順番を、私は勧めます。

いにしえ街道散策コースにつなげると江差の歴史をたどれる

もう一つの認定コース、いにしえ街道散策コースは、全長約1.1kmの歴史的な街並みです。海沿いのかもめの散歩道と組み合わせると、江差の海と歴史の両方を歩けます。

いにしえ街道には、問屋蔵、商家、町屋などの建造物が残されています。明治初期まで、ニシン漁とその取引、檜材交易で栄えた町の面影を残す通りです。含まれる場所として、旧中村家住宅、旧檜山爾志郡役所、江差追分会館、かもめ島(開陽丸)、横山家、姥神大神宮が紹介されています。

旧中村家住宅はニシン漁の時代を伝える国指定重要文化財

旧中村家住宅は、国指定重要文化財です。ニシン漁の時代の江差を伝える建物で、主屋、文庫蔵、下ノ蔵、羽出し(はねだし)の4棟で構成されています。

検索結果に記載されていた開館情報は、次のとおりです。4月から10月は無休で、11月から3月は月曜と祝日の翌日が休みです。12月31日から1月5日も休みになります。時間は9:00から17:00、入館料は大人300円、小学生から高校生100円でした。こちらも変わる場合があるので、訪問前に公式情報で確認してください。

横山家は約160年前に建てられた商家

横山家は、約160年前に建てられたとされる商家です。ニシン漁の最盛期の生活道具が、主屋と蔵に展示されています。検索結果には、現在は内部の公開を休止していて、外観は見学できるという記載がありました。最新の状況は、江差町の観光情報サイトで確認してください。

姥神大神宮は北海道で最も古い神社の一つ

姥神大神宮は、北海道で最も古い神社の一つとされ、1447年の創建と伝えられています。毎年8月9日から11日の3日間、13台の山車が出る姥神大神宮渡御祭が知られています。2026年の8月9日は日曜日でした。

江差追分会館で民謡の歴史に触れる

江差追分会館は、日本を代表する民謡の一つ、江差追分を紹介する施設です。江差追分の起源や歴史の展示、民俗資料、漁家の内部を再現した展示があります。名人による実演や、無料で指導を受けられる追分道場もあります。

江差追分は、発祥が長野県小諸地方とされ、もともとは馬子唄でした。それが日本海沿岸を北上し、北前船によって江差まで伝わったといわれています。歌詞には「会いたい」「寂しい」といった感情を表した内容が多く、現存する歌詞の約三分の二が、そうした思いを唄っているとされます。北前船とともに海を渡ってきた曲が、江差で根づいたことになります。

江差かもめ島まつりは毎年7月、2026年は7月4日と5日

夏のかもめ島では、魚釣り、キャンプ、マリンピングなどが楽しめると紹介されています。夏には海水浴場も開設されます。散歩だけでなく、海で遊ぶ島でもあります。

江差町の夏の大きな行事が、毎年7月の江差かもめ島まつりです。函館・みなみ北海道観光ガイドには「第73回江差かもめ島まつり」のお知らせが掲載されていました。2026年の日程は、7月4日(土)の12:00から20:30と、7月5日(日)の9:00から15:00です。花火大会は7月4日の19:45から行われる予定と案内されていました。

まつりの期間は混雑が見込まれます。島を静かに歩きたい人は、この日程を避けるのが手です。最新の開催情報は、江差町の観光情報サイトで確認してください。

江差は北海道初の日本遺産、ニシンと北前船の町

江差町は、2017年4月28日に、ストーリー「江差の五月は江戸にもない ニシンの繁栄が息づく町」で、北海道初の日本遺産に認定されました。

江差は江戸時代から、ニシン漁と北前船による海上交易で栄えました。食料品、衣料品、調度品、嗜好品のほか、文化や人、技術もあらゆるものが海を渡ってきたと紹介されています。江戸時代には人口が三万人を超え、「江差の五月は江戸にもない」と謳われるほど、商業と文化の町として繁栄したとされています。

かもめ島が港を守る天然の防波堤だったことは、この繁栄の土台でもありました。海沿いのウォーキングで見る景色は、北前船とニシン漁の時代の港の姿に重なります。ただ歩くだけの散歩でも、この背景を知っていると、足元の防波堤や灯台に意味が生まれます。

島の散策と記念館と街道を合わせた半日の歩き方

かもめ島だけを歩く場合、ゆっくり歩いて約2時間が見込めます。ここに海の駅開陽丸の見学と、いにしえ街道の約1.1kmを足すと、半日は江差で過ごすことになります。記念館と街道の所要時間は、私が公式の数字を確認できていません。島の約2時間を軸にして、見学の深さに合わせて時間を組んでください。

順番は、まず海の駅開陽丸でコースマップを受け取り、記念館で開陽丸の資料を見てから島へ渡る流れが、私の勧めです。島の入口にある実物大の復元船、東側から眺める港の開陽丸、記念館の約3,000点の資料が、1本の線でつながるからです。

島を歩き終えたら、いにしえ街道へ移ります。旧中村家住宅は4月から10月は無休で、9:00から17:00の開館です。夕方に島の夕陽を見たい場合は、街道歩きを先に済ませ、島の散策を夕方にずらす順番もあります。日没の時刻は季節で変わりますから、当日の時刻を調べてから予定を組んでください。

すこやかロードの認定が持つ意味は歩く人の選択肢が増えること

すこやかロードの認定コースは、財団のコースガイドやホームページに載るため、初めて訪れる人でも歩く道を見つけやすくなります。江差町の場合、かもめの散歩道コースは海沿い、いにしえ街道散策コースは歴史的な街並みと、性格の違う2本が用意されています。

この2本は、歩きたい気分に合わせて選べます。潮風を浴びたい日は海沿いのコース、建物や展示を見て回りたい日は街道のコースです。両方を1日でつなぐこともできます。健康づくりを目的にした制度ですが、観光地の中に組み込まれているため、旅の予定に無理なく入ります。

歩く目的が健康でも観光でも、コースマップを手にしておく意味は変わりません。地図には、認定コースとして案内されているルートが載っています。遊歩道が複数あるかもめ島では、とくに頼りになります。

かもめ島が弁天島から現在の名前になるまでの呼び名の変遷

島の呼び名は、時代で変わってきました。かつては弁財天を祀る権現社があったので、弁天島と呼ばれていました。現在のかもめ島という呼び名は、上空から見ると、かもめが翼を広げた形に見えることに由来します。

弁天島という古い呼び名は、島が信仰の対象だったことを伝えています。1615年に回船問屋仲間が弁財天社を建てたことも、この呼び名と結びついています。かもめ島という呼び名は、島の形に注目した名前です。

島を歩くときは、2つの名前を頭に置いておくと、案内板の表記に出会ったときに戸惑いません。厳島神社(鴎島弁天社)という表記にも、弁天の名が残っています。

歩く前に確かめたいのはルート、開放状況、料金の3点

訪れる前に確認しておきたい点をまとめます。どれも、私が検索で確かめきれなかった部分です。

コースの正確な距離、所要時間、ルートは、江差町役場か海の駅開陽丸でコースマップを受け取って確認してください。島内の開放状況や遊歩道の通行可否は、季節や天候、災害後の状況で変わる場合があります。江差町の公式情報で、最新の状態を見てから出かけると安心です。

開陽丸記念館や旧中村家住宅の開館時間、休館日、料金も、公式情報での確認をお勧めします。服装は、日本海側の海沿いを歩くので、風を想定した装いと、歩きやすい靴が向いています。

問い合わせ先は、江差町役場の健康推進課健康推進係(保健センター)です。所在地は、北海道檜山郡江差町字中歌町193-1です。

江差の海沿い散歩についてよくある疑問

かもめの散歩道コースは、どれくらい歩けば一周できるのか。この点は、島の遊歩道で答えられます。上の展望コースは一周約1時間、ゆっくり歩いて島を一周すると約2時間です。コース単体の総距離は、私は確認できていません。

子どもと歩いても大丈夫か。島の散策路は、子どもの体力でも問題ないと紹介されています。海沿いを歩く区間があるので、風の強い日は手をつないで歩くほうが安全です。

地図はどこで手に入るのか。江差町役場の保健センターと、海の駅開陽丸に置かれています。江差町のホームページからダウンロードすることもできます。

夕陽を見るなら、どこが良いのか。かもめ島の夕景は、日本夕陽百選に選ばれています。灯台のある島からの眺めが名景として紹介されているので、夕方の時間に合わせて島を歩くのが自然な選択です。

いにしえ街道とは一緒に歩けるのか。どちらも平成24年度に認定されたコースで、いにしえ街道の含まれる場所にはかもめ島(開陽丸)も入っています。海沿いを歩いたあとに街並みへ移ると、無理なくつなげられます。

江差の海沿い散歩は島の景色と歴史が一つの道でつながる

かもめの散歩道コースは、平成24年度に認定されたすこやかロードで、日本海の潮風を感じながら歩ける江差町の海沿いのコースです。舞台のかもめ島には、2018年に恋する灯台に認定された白亜の灯台、日本夕陽百選の夕景、高さ10mを超える瓶子岩、港に展示される開陽丸があります。

歩く前には、海の駅開陽丸か役場でコースマップを手に入れ、開放状況と料金を公式情報で確かめてください。時間に余裕があれば、いにしえ街道の約1.1kmを足して歩くと、ニシン漁と北前船で栄えた江差の姿が、海と街の両側から見えてきます。

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