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大堀川リバーサイドパークは、千葉県柏市の青葉橋から北柏橋まで、大堀川に沿って約3.7キロ続く細長い公園です。入場料はかからず、往復すれば約7.4キロの河川敷コースになります。川沿いの桜はソメイヨシノ約500本で、例年の見頃は3月下旬です。
北柏橋を越えた河口近くには北柏ふるさと公園があり、そこから手賀沼方面へ、歩行者と自転車のための道が続いています。
桜を植えたのは市民で、河川敷の清掃や草刈りを続けているのも市民有志です。大堀川は手賀沼へ流れ込む川で、沼の水質浄化のための注水も行われています。

大堀川リバーサイドパークの河川敷コースは片道約3.7キロ、往復約7.4キロ
いつでも気軽に歩ける河川敷の公園で、距離の基準は青葉橋と北柏橋の間の区間です。
ウォーキングにランニング、サイクリングまで市民が利用
柏市は、この公園を歩く人、走る人、自転車に乗る人が余暇を過ごし、健康づくりをする場だと説明していて、利用する市民も多いとしています。千葉県は大堀川を、川沿いに公園が整い、地域の人が憩いながら散策しやすいよう配慮された川として紹介しています。川のすぐそばを歩くので、季節が移るたびに景色が変わるのを眺めながら体を動かせます。これから歩き始める人は、柏市の公式サイトにある健康づくりのページで、ウォーキングの始め方の案内を読めます。
所在地は柏市高田字東前田付近、問い合わせ先は公園緑地課
公園の場所は柏市高田字東前田付近で、市の施設案内を見ると高田字東前田660-2他と載っています。管理者は柏市です。問い合わせの窓口は、市の公園緑地課です。
大堀川の約500本のソメイヨシノは市民が寄付と記念植樹で植えた桜並木
川沿いに並ぶ桜は、柏市の「さくらの里親制度」を通じて市民が植えたものです。植樹は2000年(平成12年)に始まり、市民からの寄付と記念植樹によって6年間続きました。本数は約500本とされ、今ではこの公園の顔といえる景色になっています。
見頃は例年3月下旬です。この時期に歩けば、川面に沿って咲く花を眺められます。
ソメイヨシノはエドヒガンとオオシマザクラから生まれた桜
ソメイヨシノは、エドヒガンとオオシマザクラを掛け合わせた種間雑種とされ、生まれたのは江戸時代末期です。花は楕円形で大きさは2〜3センチ、花びらは5枚の一重咲きで、葉が出る前に開きます。接ぎ木で増やしてきた桜なので、全国どこのソメイヨシノも遺伝子が同じクローンです。
ソメイヨシノは、それまで広く植えられていたヤマザクラに比べて育つのが早く、短い年月で花見のできる大きさになります。明治以降に各地へ広まった理由はそこにありました。寿命は一般に60〜70年程度とされています。
河川敷の清掃は市民団体が1997年から毎月続けてきた
「大堀川の水辺をきれいにする会」は地元の市民団体で、1997年(平成9年)に活動を始めました。
当時の大堀川は、ごみが散らばって汚れていました。会は広く市民に協力を呼びかけ、岸辺や川の中で、清掃や河川愛護の活動を毎月重ねてきました。川の美化と環境保全への貢献を認められ、柏市土木部を通じて表彰状と記念品を受けています。会の発足前の1997年と2019年の河口付近の写真は、日本河川協会の資料に掲載されています。
桜並木は2016年度の柏市都市景観賞で評価された
2016年度(平成28年度)の柏市都市景観賞で、この桜並木は市民の寄付と記念植樹でできた点に加え、河川敷の清掃や草刈りを市民有志が続けている点を評価されました。行政に加えて市民の手でも維持と保全が続いてきた点が、評価のポイントです。
柏市都市景観賞は委員会の現地確認と投票で決まる
この賞は、柏市の都市景観デザイン委員会が審査にかかわる表彰制度です。一次審査で候補を絞り込んだあと、委員会が現地を見て回り、投票で表彰を決めます。
北柏ふるさと公園は約3ヘクタールの休憩と折り返しの場所
北柏ふるさと公園は、北柏橋の先、大堀川が手賀沼へ流れ込む河口の近くにあります。広さは約3ヘクタールで、歩く人の休憩や折り返しに使いやすい公園です。園内にはカフェもあります。
園の真ん中には池があります。大堀川のほうを向いて右手に広がるのは、桜に囲まれた芝生広場です。左手は自然の姿を残した湿地帯で、木道が通っています。
北柏ふるさと公園へはJR北柏駅南口から徒歩約10分
電車なら、JR北柏駅南口から歩いて約10分で着きます。JR柏駅からバスを使う方法もあり、乗車は約6分、降りてからさらに約8分歩きます。車で行く場合の駐車場は有料で、乗用車の区画は一般用が32台、障がい者用が2台です。
北柏駅の周辺は水辺の景色と公園が多い住宅街
柏市の広報は、北柏駅周辺の魅力のひとつに、大堀川や手賀沼の水辺を眺められることを挙げています。駅前から手賀沼方面へ抜ける住宅街も歩きやすく、公園がたくさんあります。
手賀沼へ延ばすなら北柏橋から手賀曙橋まで約9.4キロの緑道
北柏ふるさと公園は、手賀沼へ向かうサイクリングロードの起点として知られる場所です。
| コース | 区間 | 距離 | 特徴 |
|---|---|---|---|
| 手賀沼自然ふれあい緑道 | 北柏橋から手賀曙橋まで | 約9.4キロ | 歩行者と自転車の専用コース |
| 手賀沼を回るコース | 北柏駅から我孫子駅まで | 約24.7キロ | 坂がほとんどなく、初心者向け |
| 手賀沼湖岸堤防を走るコース | 1周 | 約18キロ | 柏市のレンタサイクルの案内で紹介 |
手賀沼北側の遊歩道は幅約2メートルで歩行者優先
手賀沼のまわりでは、手賀沼自転車道と手賀沼自然ふれあい緑道が並んで整備されています。柏市は2019年に、手賀沼周辺ではサイクリングロードと遊歩道が分かれ、路面に区分線と注意表示があると紹介しました。
沼の岸に沿う手賀沼遊歩道は歩行者が優先です。道幅が狭く、北側は約2メートルしかないうえに歩く人が多いため、自転車で通るときはゆっくり走り、歩行者に気を配ってください。
レンタサイクルは北柏ふるさと公園で借りられる
手賀沼周辺の施設では柏市がレンタサイクルを実施していて、北柏ふるさと公園も柏市側の貸出場所です。借りられるのは土曜日と日曜日、祝日・休日のほか、公立小・中学校の春休み期間です。
大堀川は手賀沼の流域を流れ、柏市が流域の約56.3パーセントを占める
大堀川は手賀沼に注ぐ主要な流入河川のひとつです。手賀沼の指定流域の面積は14,398ヘクタールで、そのうち約56.3パーセントにあたる8,105ヘクタールが柏市です。大堀川沿いの道は、手賀沼の水環境を支える流域の一部にあたります。
流域とは、雨水が地表や地下を通って川へ集まる範囲のことで、集水域とも呼びます。隣り合う流域の境目が分水嶺(分水界)で、たいていは尾根のてっぺんにあたります。
手賀沼は昭和40年代以降に全国ワーストの湖沼となり、浄化が進められた
大堀川の水が向かう手賀沼は、一度ひどく汚れた沼です。生活雑排水や工場排水などの流入で昭和40年代から水質が落ち、沼の全面をアオコが覆って、全国でワーストの湖沼になりました。その後は浄化用水を引き入れるなどの対策が進み、アオコは発生しなくなったという報告が出ています。
アオコは栄養塩が増えて植物プランクトンが大発生する現象
アオコとは、栄養の多い湖沼などで植物プランクトンが大量に増え、水面が青い粉をまいたように見える現象です。ミクロキスティス属やアナベナ属といった藍藻類が、代表的な原因生物です。
主な原因は富栄養化、つまり、りんや窒素などの栄養塩類が増えることで、その供給源には窒素肥料や家畜の排泄物、生活排水があります。水温の高い初夏から秋に起こりやすく、死滅するときには悪臭が出ます。水中の溶存酸素も奪われるので、水産や観光が被害を受けるとされています。基本の対策は、下水道の整備や排水の高度処理で、入ってくる栄養塩を減らすことです。
手賀沼は1985年12月から指定湖沼
湖沼水質保全特別措置法に基づいて手賀沼が指定湖沼となったのは、1985年(昭和60年)12月です。指定湖沼は、水質保全の施策を総合的に進める必要がある湖沼を指し、環境省は全国10湖沼としています。
湖沼水質保全計画は千葉県が昭和61年度から5年ごとに作っていて、令和3年度に策定した第8期の計画は、期間を令和7年度までとしていました。
北千葉導水路は大堀川に最大毎秒1立方メートルを注水
手賀沼の浄化を支える施設のひとつが北千葉導水路です。利根川と江戸川のあいだ約28.5キロを結ぶ流況調整河川で、目的のひとつに手賀沼と坂川の水質浄化があります。
大堀川注水施設は流山市にあります。運用時には利根川から手賀沼へ最大で毎秒10立方メートルを送り、そのうち最大で毎秒1立方メートルを大堀川へ注いでいます。北千葉導水事業の事業期間は1974年度から1998年度、総事業費は約2,900億円とされ、運用は2000年4月に始まりました。
大堀川リバーサイドパークを歩くなら桜の3月下旬、足を延ばすなら手賀沼方面
約500本のソメイヨシノは市民が植えたもので、例年3月下旬が見頃です。北柏ふるさと公園で休んでから、手賀沼方面へ足を延ばすこともできます。








