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新潟県弥彦村の弥彦公園にある「もみじ谷」は、2026年の紅葉期間が11月1日(日)から11月22日(日)までで、夜は21時まで紅葉が照らされます。入園は無料で、JR弥彦線の弥彦駅を出て1分から2分歩けば入口に着きます。
もみじ谷のもみじは約1,000本と紹介されていて、新潟県内でも指折りの紅葉の名所に数えられています。11月5日の時点で、紅葉期間はちょうど序盤から中盤にさしかかったところです。

弥彦公園の紅葉は11月上旬から中旬が見頃、2026年は22日までが期間
もみじ谷の葉がいちばん色づくのは、例年11月上旬から中旬にかけてです。色が変わり始めるのは10月下旬から11月上旬で、11月下旬まで見頃が続いた年もあります。
2026年の紅葉期間は、気候しだいで前後します。
公園の背後には弥彦山がそびえていて、紅葉は山の上から順に下りてきます。山頂付近が先に色づくのは10月下旬で、麓の弥彦公園はそれより遅れて色づきます。山と公園で見頃の時期がずれるので、日を変えて両方を訪ねる楽しみ方もできます。
葉の色は一日ごとに変わります。出かける前に、一般社団法人弥彦観光協会に今の色づき具合を問い合わせておくと安心です。協会の公式サイト(e-yahiko.com)では、色づきの状況とライトアップの日程も確かめられます。
もみじ谷のライトアップは10月30日から、点灯は17時ごろから21時まで
もみじ谷の照明は、2026年は10月30日(金)に点灯が始まり、紅葉が終わるまで続く予定です。点灯している時間は例年17時ごろから21時までです。
前の年の2025年は、10月31日から11月30日までの期間に、日没から21時まで明かりがともりました。
夜のもみじ谷は池に映る「逆さもみじ」が主役、2023年に日本夜景遺産へ
暗くなってからもみじ谷を訪れるなら、目当てにしたいのは池の水面に映る「逆さもみじ」です。照明を浴びた赤と黄色の葉が、水の上にもう一枚の景色として広がり、昼間とはまるで違う幻想的な眺めになります。風がやんでいれば、水面は鏡のように紅葉を映します。
2023年には、照らされた池と紅葉の夜景が評価されて、弥彦公園のライトアップが「日本夜景遺産」に登録されました。
日本夜景遺産は2025年時点で全国302か所、分類は4つ
日本夜景遺産は、全国のすぐれた夜景に与えられる認定で、認定しているのは一般社団法人夜景観光コンベンション・ビューローです。各地に知られないまま眠っているきれいな夜景を掘り起こし、観光の資源として広く知らせるために、2004年7月に始まりました。夜景を認定するブランドとしては、国内で最初のものです。
選ぶ手順は2段階あります。まず夜景観賞士や自治体、事業者から推薦を受けた場所を、事務局が候補地として調べます。そのうえで、夜景観賞士のなかでも最上位の資格をもつ人たちが投票して決めます。
認定された夜景は「自然夜景遺産」「施設型夜景遺産」「ライトアップ夜景遺産」「歴史文化夜景遺産」の4つに分けられています。2025年の第20回では新しく8か所が加わり、全国の認定数は302か所になりました。
もみじ谷を歩くなら観月橋と大正時代のトンネルは外せない
昼の園内で立ち寄りたいのは、朱色の観月橋と、大正時代に造られたトンネル、それに滝や渓流のある一角です。どれも公園の中にまとまっていて、歩いてつなげられます。
観月橋は弥彦公園を代表する眺め、週末は橋の上が混雑
朱色の橋に周りの紅葉が重なる観月橋の景色は、弥彦公園でいちばんよく知られた眺めです。写真を撮る人が集まるのもこの橋で、週末や祝日には橋の上が混み合います。撮影するときは、周りの人と譲り合いながら通ってください。
大正時代のトンネルは紅葉を額縁のように切り取る
園内には、大正時代にできたトンネルがいまも残っています。トンネルの中から外をのぞくと、出口の向こうの紅葉が額縁に収まった絵のように見えます。
滝と渓流は水音を聞きながら歩ける一角
滝や渓流のそばでは、流れる水の音を聞きながら進めます。目で見る紅葉に加えて、耳でも自然の音を楽しめる道です。
昼は日の差す時間帯に、園内の散策は短めに見積もる
昼間に歩くなら、日が差している時間を選んでください。朝のうちは谷の大部分が日陰に入るので、紅葉の色がさえないと感じた人がいます。
また、広々とした庭園を思い描いて行くと、こぢんまりとまとまった公園だと感じた人もいます。園内を回る時間は少なめに見込み、駅周辺や彌彦神社などの見どころとつなげて予定を組むのが向いています。
弥彦公園は大正7年に彌彦神社の外苑として造られた約4万坪の公園
弥彦公園は、彌彦神社の外苑として整えられた公園です。造られたのは大正7年(1918年)で、敷地面積は約4万坪(約132,000平方メートル)です。
公園を築くきっかけになったのは、彌彦神社の再建と鉄道の開通でした。この2つを記念して、越後鉄道の常務を務めていた久須美東馬(くすみとうま)が私財を投じて造ったと伝わっています。
敷地は小高い丘陵地で、遊歩道がめぐっています。丘の頂上にある御殿山休養広場までは、散策路で登れます。
紅葉だけの公園でもありません。春になると染井吉野や八重桜など約1,000本の桜が咲き、初夏にはホタルが飛びます。秋の主役が、もみじ谷の紅葉です。
公園のある弥彦村は、新潟県の中央部、日本海側に位置しています。古くは北国街道の宿場があり、越後一の宮・彌彦神社の門前の町としてもにぎわいました。
駅から歩くウォーキングコースは弥彦駅、おもてなし広場、彌彦神社、弥彦公園の順
弥彦駅と彌彦神社、弥彦公園、温泉街は、どれも歩いて行き来できる範囲に集まっています。徒歩で巡るなら、駅を出て足湯のあるおもてなし広場に寄り、参道を進んで彌彦神社に参拝してから弥彦公園へ入る流れが、無理のない順路です。
弥彦駅の駅舎は神社建築を模した造り
歩き始めの弥彦駅は、駅舎そのものが神社建築をまねた造りで、彌彦神社のイメージを取り入れています。屋根の鬼瓦を見上げると、「弥彦のうさぎ伝説」にちなんだウサギが乗っています。
おもてなし広場の足湯と手湯は無料、駅から徒歩約5分
駅から5分ほど歩くと、おもてなし広場に着きます。広場には足湯が2か所と手湯が1か所あり、どれもお金をかけずに使えます。お湯は湯神社温泉の源泉をそのまま100パーセント引いたものです。同じ源泉の足湯は、JR弥彦駅前の「湯のわ」にもあります。
広場の中には農産物直売所「やひこ」があり、地元でとれた野菜や土産品が並んでいます。広場では、村のマスコットキャラクターである「ミコぴょん」が来た人を出迎えてくれます。
彌彦神社の境内では11月24日まで弥彦菊まつり
紅葉と同じ時期に、彌彦神社の境内では「弥彦菊まつり」が開かれています。2026年の会期は11月1日(日)から11月24日(火)までです。会場は神社の境内で、一日中いつでも無料で見られます。
名物は、挿芽で育てた約3万本の小菊を使う「大風景花壇」で、毎年テーマを変えて作られます。会場に並ぶ菊は、県内外の愛好家が1年をかけて育てたものです。大菊の数咲き、古典菊、懸崖、盆栽と出品される種類が多く、品目の数は全国でも有数とされています。
菊は生きた花なので、会期の後半になると花の様子が変わったり、一部の鉢が下げられたりします。
弥彦駅から神社までは歩いて約15分です。もみじ谷と菊まつりの両方を回れば、赤や黄色の紅葉と、色とりどりの菊を同じ日に楽しめます。菊まつりの会期は紅葉の時期と重なるため、混雑が見込まれています。
湯神社は弥彦公園の南はずれにある弥彦温泉の発祥の地
弥彦温泉は、弥彦山のふもと、彌彦神社の参道沿いに旅館やみやげ処が軒を連ねる温泉街です。弥彦公園は、この温泉街と神社の間に位置しています。
公園の南のはずれ、トンネルを抜けて15分ほど歩いた御殿山の中腹に、湯神社があります。彌彦神社の境外末社で、昔ここから温泉が湧き出していたと伝えられ、弥彦温泉の発祥の地とされています。祀られているのは大穴牟遅命(おおなむちのみこと)と少彦名命(すくなひこなのみこと)です。白蛇の伝承にちなんで、商売繁盛にご利益がある神社とされています。供え物には玉子がよく選ばれるそうです。
弥彦温泉郷という呼び名は、湯神社温泉や桜井郷温泉などの源泉をまとめて指すものです。公園のそばでは、平成18年に別の新しい湯も湧いています。
日帰り入浴のさくらの湯は10時から21時まで営業
歩き終えたあとに湯につかるなら、やひこ桜井郷温泉の「さくらの湯」で日帰り入浴ができます。泉質は含硫黄-ナトリウム-塩化物泉で、泉温は43.2度です。営業時間は10時から21時まで、休みは不定休で、ほかに点検のために年に5日ほど休館します。紅葉を見て冷えた体を温めるのにちょうどよい施設です。料金は次のとおりです。
| 区分 | 通常料金 | 夜間割引 |
|---|---|---|
| 大人(12歳以上) | 1,150円 | 700円 |
| 子ども(3歳以上12歳未満) | 650円 | 450円 |
足を延ばすなら万葉の道を通って弥彦山ロープウェイへ
公園と神社の先には、弥彦山へ続く道があります。
万葉の道は弥彦山に自生する約60種の植物が並ぶ散策路
「万葉の道」は、彌彦神社の境内から弥彦山ロープウェイの山麓駅までをつなぐ道の名前です。万葉集に詠まれた植物のうち、弥彦山に自生している約60種を集め、それぞれの万葉の歌と一緒に植えてあります。木々に囲まれて森林浴を楽しみながら、神社から山麓駅まで歩いて行けます。
彌彦神社も万葉集に歌われていて、「いやひこ おのれ神さび 青雲の 棚引く日すら こさめそぼふる」の一首がよく知られています。
弥彦山は標高634メートル、彌彦神社のご神体山
彌彦神社は、弥彦山をご神体の山として祀っています。山全体が神域で、日本三彦山の一つに数えられ、昔から人々の信仰を集めています。祀られている神は天香山命(あめのかごやまのみこと)で、伊夜日子大神(いやひこのおおかみ)という呼び名もあります。天照大神の曾孫にあたり、越後の開拓にかかわった神とされています。
弥彦山の標高は634メートルで、東京スカイツリーと同じ高さです。北にある多宝山とは双耳峰をなしています。山頂の神剣峯に建つのは奥宮の御神廟です。ここには天香山命と、その妃神である熟穂屋姫命(うましほやひめのみこと)が祀られていて、春と秋の年2回、御神廟祭が営まれます。
山頂は360度を見渡せる場所で、佐渡や越後平野、日本海に加えて、遠く能登半島まで見えるとされます。車で上がる道としては弥彦山スカイラインがあり、頂上へ向かうドライブコースの長さは16.8キロメートルです。
弥彦山ロープウェイは山麓駅から山頂まで約5分
彌彦神社を出て徒歩で10分ほど進むと、ロープウェイの山麓駅に着きます。乗ってしまえば、山頂までは約5分です。
運行時間の案内は2通りあります。4月から11月の通常期は8時40分ごろ〜17時30分ごろの運行という案内と、9時が始発で上りの便は16時40分が最後、間隔は15分という案内で、どちらも天候によって変わります。料金は、2025年の案内では往復で大人(12歳以上)が1,500円、子ども(3歳から11歳)が750円でした。
乗り場の混雑は、土日祝日の10時から13時ごろに起きやすいといわれます。出かける前には、秋の料金と運行時間を弥彦山ロープウェイに確認してください。
パノラマタワーは塔のてっぺんが弥彦山頂より高い
山頂近くの弥彦山頂公園で目を引くのが、回転昇降式展望塔の「パノラマタワー」です。塔の高さは100メートルあります。塔の足元がすでに標高550メートルなので、てっぺんまで上がると弥彦山の山頂より高い位置から眺められます。
展望室は52人乗りで、回りながら上下します。上りで2回転、塔の頂上で3回転、下りで2回転して、乗っている時間はおよそ8分です。回転しながら昇り降りする展望塔は残っている数が少なく、貴重な施設として紹介されています。展望レストランも隣にあります。
車で行くなら駐車場は500台、紅葉期は普通車1日1,000円
弥彦公園のそばの駐車場は500台分あり、紅葉の時期は有料になります。料金は1台につき1日単位で、2026年は普通車1,000円、大型車3,000円と案内されています。前年の2025年に料金がかかったのは、10月31日から11月30日までの期間でした。
紅葉シーズンの週末は混雑し、駐車場が午前中に満車になる日もあるとされ、期間中には約40万人の人出が見込まれています。電車で来れば駅から公園まで歩いて1分から2分なので、公共交通機関で来ることがすすめられています。
車で向かう場合、北陸自動車道の三条燕ICで降りれば、彌彦神社まではおよそ25分の道のりです。
まとめ:もみじ谷の紅葉期間は11月22日まで、ライトアップは21時まで
弥彦公園のもみじ谷は、2026年は11月22日(日)までが紅葉の期間で、見頃は例年11月上旬から中旬です。ライトアップは10月30日(金)から紅葉が終わるまで続き、17時ごろから21時まで紅葉が照らされ、池には逆さもみじが映ります。
駅からおもてなし広場、彌彦神社、弥彦公園と歩けば、11月24日(火)まで開かれている弥彦菊まつりもあわせて回れます。








