和光樹林公園と新座緑道のウォーキングコースは合計730メートル連結

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和光市と新座市にまたがる緑地帯のウォーキングコースは、和光樹林公園の800メートル・1キロメートルコースと、隣接する新座緑道480メートルを組み合わせたルートです。ゴムチップ舗装で100メートルごとに距離表示があり、初めての人でもペース配分をつかみやすくなっています。この記事では、コースの具体的な違いから、アクセス方法、周辺施設、季節ごとの見どころまで、実際に歩く前に知っておきたい情報をまとめます。

目次

和光樹林公園には800メートルと1キロメートルの2コースがある

和光樹林公園のジョギング・ウォーキングコースは、短距離向けの800メートルコースと、やや長めの1キロメートルコースの2種類に分かれています。どちらも樹林に囲まれた園路で、路面にはゴムチップ舗装が採用されているため、アスファルトの上を歩くより膝や足首への負担が軽くなります。100メートルごとに距離表示が設置されているので、時計を見なくてもだいたいの距離感がつかめるのは地味にありがたいポイントです。

2つのコースには起伏の違いもあります。1キロメートルコースはほぼ平坦に整備されていて、じっくり距離を稼ぎたい人向けです。一方の800メートルコースは前半がゆるやかな下り、後半に短い上りが入るレイアウトになっていて、単調にならない足運びを楽しめます。以下に2つのコースの特徴をまとめました。

コース距離路面の起伏向いている使い方
短距離コース800メートル前半下り、後半に短い上り仕事の合間や買い物ついでの軽い運動
標準コース1キロメートルほぼ平坦じっくり距離を歩きたいとき、初心者のウォーキング習慣づけ

なお、園路の幅はそれほど広くないため、複数人でのグループランニングは禁止されています。すれ違う人への配慮を忘れずに使うのが暗黙のマナーになっています。コース沿いにはトイレ、自動販売機、給水スポット、ベンチが点在していて、こまめに休憩を挟みながら歩ける環境が整っています。

コースを取り囲む樹林地は、和光樹林公園そのものの骨格でもあります。夏場は木陰が多く直射日光を避けやすく、新緑や紅葉の時期には季節の変化を感じながら歩けるので、同じコースを何度歩いても飽きにくいという声も分かる気がします。園内には芝生広場もあり、ピクニックシートを広げて休んだり、子ども向けの遊具で遊んだりできます。ウォーキングの合間に芝生でひと息つくという過ごし方をしている人もよく見かけます。

新座緑道は和光樹林公園と直接つながる480メートルの遊歩道

新座緑道は、和光樹林公園に隣接する新座市の緑道で、平成5年4月に開設されました。全長480メートル、幅員10メートルの遊歩道で、開設の目的は快適な歩行者空間の確保と美しい都市景観の形成にあります。公園のような広い面積を持つわけではなく、歩くこと自体を目的にした線状の緑地空間という位置づけです。

和光樹林公園との接続はかなり具体的で、公園の南西口から西方向へ、遊歩道の東京与野緑地帯(長久保緑地)が約250メートル続き、その先に新座緑道が接続します。新座緑道自体は、東京与野緑地帯を経て再び埼玉県内に入った地点から、新座市の栄緑道の手前にある県道東京朝霞線までの区間です。つまり南西口を起点にすると、東京与野緑地帯の250メートルと新座緑道の480メートルを合わせて、730メートルほどの緑陰の遊歩道がとぎれずに続くことになります。

和光樹林公園の800メートル・1キロメートルコースを一周したあと、そのまま新座緑道方面へ足を延ばせば、距離を無理なく伸ばせます。都市部でこれだけまとまった緑の遊歩道がとぎれずに続いているのは、正直このエリアならではの強みだと思います。

単純に距離だけ計算すると、和光樹林公園の1キロメートルコースを1周し、南西口から東京与野緑地帯と新座緑道の730メートルを往復すれば、それだけで2.4キロメートル前後のウォーキングになります。ここに栄緑道の700メートルの桜並木まで足を延ばせば、片道だけでも3キロメートルを超えるルートが組めます。毎日の軽い運動から、週末のまとまった距離のウォーキングまで、その日の目的に合わせて区間を選べるのがこのエリアの使い勝手のよさです。

栄緑道は170本の桜が咲く新座市の花見スポット

新座緑道からさらに足を延ばすと、新座市新塚にある栄緑道に行き着きます。栄緑道は約170本のソメイヨシノとシダレザクラが植えられていて、全長約700メートルの歩道や広場が春には桜色に染まります。夜桜の名所としても知られていて、ライトアップされた並木道を歩くのは日中の散策とはまた違う楽しみ方です。

アクセスは西武池袋線大泉学園駅南口から西武バスに乗り「栄公民館前」で下車するとすぐ、または「新座総合技術高校前」で下車して徒歩約3分です。東武東上線朝霞駅からも西武バスで行けます。駐車場は約40台分あります。

桜のシーズンに限っていえば、和光樹林公園から新座緑道を経由して栄緑道の桜並木まで歩くルートが一番のおすすめです。公園内のコースだけでは味わえない、季節感の強いウォーキングになります。日中の花見客の多さを避けたいなら、夜桜のタイミングに合わせて歩くという選択肢もあります。ライトアップされた並木の下を歩く時間帯は、昼間の賑わいとは違って落ち着いた雰囲気が漂います。

和光市駅からは徒歩25分、バスなら3分でアクセスできる

和光樹林公園へは電車、バス、車のいずれでも行けます。最寄り駅は東武東上線、東京メトロ有楽町線・副都心線が乗り入れる和光市駅で、公園内を経由するルートで徒歩約25分かかります。距離はありますが、この徒歩区間そのものをウォーキングの一部として楽しむ人も少なくないようです。

時間を優先するならバスが便利です。和光市駅南口から泉39・泉39-1系統の大泉学園北口行きに乗り、税務大学校和光校舎バス停で下車すれば徒歩約3分で到着します。車の場合は公園に併設された駐車場が使えて、普通車182台、障がい者用4台分のスペースがあります。駐車料金は200円で1時間、以降30分ごとに100円が加算され、利用時間は午前6時から午後7時までです。早朝にウォーキングをして日没前に切り上げる、という使い方に合わせた時間設定になっています。

手段ルート所要時間の目安
電車和光市駅から公園内経由徒歩約25分
バス和光市駅南口から泉39系統、税務大学校和光校舎下車徒歩約3分
公園併設駐車場(普通車182台)200円/1時間、以降30分100円

栄緑道側からアクセスする場合は、西武池袋線大泉学園駅や東武東上線朝霞駅からの西武バスが使えるので、どちら側から入るかでルート設計が変わってきます。

バーベキュー広場やドッグランなど休憩施設も一通りそろっている

ウォーキングコース以外の設備も充実していて、これが年間100万人以上という来園者数を支えている理由の一つだと考えられます。バーベキュー広場では手ぶらでの利用ができ、機材や消耗品、火おこし、ごみ処理代までセットになったプランが用意されています。食材と飲み物だけ持ち込めば済むので、ウォーキングで汗をかいたあとにそのまま流れ込める気軽さがあります。営業時間は水木金が10時から16時のうち3時間、または11時から16時の5時間、土日祝は1部10時から13時、2部14時から17時、または1DAYの11時から16時です。定休日は毎週月曜日と火曜日なので、平日に予定を組む場合は曜日を確認しておいたほうがいいです。

テニスコートもあり、ウォーキングやジョギング以外に球技を楽しみたい人にも対応しています。つり場では家族連れが自然とふれあいながら過ごしていて、釣りをしない人でも景色を眺めるだけで十分楽しめる雰囲気があります。ウォーキングコースをぐるっと歩いたあと、テニスコートで別のスポーツに切り替えたり、つり場のベンチで一休みしたりと、一つの公園の中で複数の過ごし方を組み合わせられるのがこの公園の強みです。単純に歩くだけで終わらせず、施設を回遊するように過ごせば、一日があっという間に過ぎてしまいます。

ドッグランは常設ではなく、期間限定のイベント形式で開催されます。参加費は500円で1日、受付は10時から15時、利用は10時30分から15時30分です。利用には登録書のほか、犬鑑札またはマイクロチップの識別番号、狂犬病予防注射済票の提示が必要で、さらに当年か前年に公園内のしつけ教室に参加し社会性チェックに合格していることが条件になります。開催時期がかなり限定的なので、愛犬と訪れたい場合は事前確認が欠かせません。

和光市総合体育館では雨天でも屋内で1周192メートルのコースが使える

和光樹林公園の敷地内には、2005年に開館した和光市総合体育館があります。1階が駐車場、2階にエントランスとアリーナ、トレーニング室、軽スポーツ室、会議室、3階に観覧席と1周192メートルの屋内ランニングコース、4階に柔道・剣道場と弓道場を備えた4階建ての施設です。屋外コースが雨で使えない日や、真夏の炎天下・真冬の寒さがきつい日でも、この屋内コースなら運動を続けられます。

受付時間は9時から23時までで、休館日は年末年始(12月29日から1月3日)と原則毎月第4金曜日です。屋外コースを歩いたあとに、この体育館の有料更衣室やシャワー施設を使えるのも見逃せないポイントです。汗を流してからさっぱり帰れるので、ウォーキングを習慣にしたい人には心強い設備だと思います。所在地は和光市広沢3-1で、和光市駅からは徒歩約20分です。屋外コースへ向かう途中に体育館の前を通ることになるので、天候を見て屋内外どちらを歩くか決める、という使い方もできます。

大泉中央公園や大泉さくら運動公園とも地続きでつながっている

和光樹林公園は単独で孤立した公園ではなく、東京都立大泉中央公園、練馬区立大泉さくら運動公園、東京都の与野緑地帯(長久保緑地)、新座緑道、栄緑道と隣接し、市町村や都県境をまたいだ緑地ネットワークを形成しています。

隣接する大泉中央公園は、自然林の野鳥の森やバタフライガーデンのちょうの里、アスレチック遊具のある遊具広場、陸上競技場やナイター対応の野球場まで備えた公園です。東武東上線成増駅南口、または西武池袋線大泉学園駅北口からそれぞれバスで約20分かかります。和光樹林公園から足を延ばせば、ウォーキングとは違う野鳥観察やアスレチックも体験できます。

大泉さくら運動公園は多目的運動場や庭球場、野外炊事広場を備えていて、春には大泉さくら通りを中心に桜が咲き誇ります。夏の深緑、秋のケヤキやイチョウの色づきも見応えがあります。野外炊事広場は予約不要かつ無料で使えるので、ウォーキングのあとに気軽にバーベキューをしたいときの選択肢になります。西武池袋線大泉学園駅北口からバスで大泉中央公園下車、徒歩1分です。

複数の緑地を渡り歩けるこの構造は、健康づくりのために距離を伸ばしたい人にとって単純に便利です。1つの公園だけでは飽きてしまうという人でも、このエリアなら組み合わせ次第でルートに変化をつけられます。

こうした緑地帯の連なりは、都県境をまたいだ都市計画の成果でもあります。和光市、新座市、練馬区、そして東京都という複数の行政区域にまたがる公園や緑道が、それぞれ単独で整備されたのではなく、隣接し合うことで結果的に一つの大きな緑のネットワークになっています。ウォーキングをする側からすると、行政区域の境目を意識することなく、緑がずっと続いている感覚で歩き続けられるのが率直にありがたいところです。

秋はコキアとカエデ、春は花時計とネモフィラが見頃になる

公園内には季節ごとに表情を変えるスポットもあります。園内最大級の花壇にある花時計は、春にネモフィラの青、夏にひまわりの黄色、秋にケイトウの赤と、時期によって植栽が入れ替わり、ウォーキングの合間に立ち寄りやすい撮影スポットになっています。中央付近にはシンボルのケヤキの木が立ち、その下の円形ベンチは木陰で休むのにちょうどいい場所です。

紅葉のシーズンも見逃せません。例年10月中旬頃になるとコキアがピンク色に色づき始め、11月下旬から12月上旬にかけてカエデやツツジが本格的な見頃を迎えます。樹林に囲まれたコースを歩きながら色づく木々を眺められるのは、この公園ならではの体験です。桜は春に園内で一斉に開花し、都内近郊でも有数の花見スポットとして賑わいます。

夏場は手持ち花火ができるイベントが開かれたり、ニホンミツバチの生態や蜜源植物について学べる企画が開催されたりと、季節ごとの催しも組まれています。花や紅葉を眺めるだけでなく、こうしたイベントのタイミングに合わせて訪れれば、同じウォーキングコースでも毎回違う発見があります。芝生広場でのピクニックとイベント参加を組み合わせて、家族で一日過ごす人も多いようです。

公園の歴史はキャンプ朝霞基地の跡地利用から始まった

和光樹林公園がある土地は、昭和20年に米軍に接収されたキャンプ朝霞基地の跡地の一部です。跡地の南地区の大部分は昭和48年6月に日本へ返還され、昭和54年11月に利用計画が決定しました。この計画にもとづいて、和光市内の跡地には公園のほか公団住宅、大型公園、学校などが順次整備されていきました。

和光樹林公園自体は平成元年3月に開設され、総面積は20.2ヘクタールです。公園の愛称はエミパーク和光樹林で、公園に集う人々の笑顔にちなんだ名前だとされています。かつて軍事施設だった土地が地域住民の憩いの場に変わったという経緯を知っていると、園内を歩くときの見え方が少し変わってくるかもしれません。公園は災害時の広域避難地にも指定されていて、平常時のウォーキングコースが、いざというときの防災拠点も兼ねている点も押さえておきたいところです。

公園の整備目的として掲げられていたのは、快適な住環境の確保と美しい都市景観の創出です。この理念は、いまのウォーキングコースやゴムチップ舗装、芝生広場、豊かな樹林地といった形にそのまま反映されています。基地の跡地だった時代を知らない世代が歩いても、単に緑が多くて歩きやすい公園としか感じないかもしれませんが、跡地利用計画の決定から開設まで10年近くかかっていることを考えると、時間をかけて作られた緑地だということが伝わってきます。

ウォーキング前に確認しておきたい管理事務所の対応時間

管理事務所は午前8時30分から午後5時まで開いていて、年末年始は休みです。コース状況や施設利用について不明点があれば、ここに問い合わせられます。イベント情報やレンタル用品の案内も管理事務所の窓口で扱っているので、初めて訪れる際は一度立ち寄っておくと安心です。

駐車場を使う予定があるなら、利用時間が午前6時から午後7時までという点は忘れずに。早朝ウォーキングをするにしても、この時間の前後にかかると駐車できないので注意してください。栄緑道側の駐車場は約40台分とやや少なめなので、桜のシーズンに車で訪れるなら早めの時間帯を狙ったほうが確実です。

季節や天候に応じた服装も大事です。樹林に囲まれたコースは日陰が多く快適な反面、時期によっては足元が湿っていたり虫が多かったりします。歩きやすい靴を選ぶだけでもだいぶ快適さが変わります。年間100万人以上が訪れる公園なので、週末や桜のシーズンはすれ違いも増えます。ペット同伴の場合は、リードの着用や排泄物の処理といった基本マナーを守って歩くのが前提になります。

初めて訪れる人からよく聞かれるのが、どのくらいの時間があれば楽しめるのかという点です。800メートルコースを何周かして休憩を挟むだけなら1時間もあれば十分ですが、新座緑道や栄緑道まで足を延ばして桜並木を眺めながら歩くなら、半日仕込んでおいたほうが安心です。バーベキュー広場やドッグランのイベントに合わせて訪れる場合は、それぞれの営業時間や開催時間に合わせてスケジュールを組む必要があります。管理事務所や公式サイトで最新の営業時間を確認してから出かけるのが、結局いちばん確実だと感じます。

和光樹林公園と新座緑道、そして栄緑道までを含めたこのエリアは、短時間の軽い運動から長距離のウォーキングまで、その日の気分や体力に応じてルートを組み立てられる場所です。ゴムチップ舗装のコース、隣接する緑道、豊富な休憩施設、そして季節ごとの花や紅葉まで揃っているので、一度歩いてみると何度も足を運びたくなる理由が分かるはずです。まずは近所の散歩がてら、800メートルコースを1周してみるところから始めてみるとよさそうです。

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