愛知の犬山城へ木曽川沿いを歩き、城下町で食べ歩きする半日コース

当ページのリンクには広告が含まれています。

犬山城の城下町を歩くなら、名鉄の犬山遊園駅で降り、木曽川沿いを歩いて城へ向かい、天守を見たあと城下町で食べ歩きをする半日のコースが組みやすいです。犬山遊園駅から国宝犬山城までは徒歩約15分で、城の見学に30分から1時間、城下町の散策に約2時間をみておけば、慌てずに回れます。食べ歩きの予算は約3,000円が目安で、田楽や団子型の五平餅、ねこの形をした「おおにゃん焼き」など、片手で持てる名物が通りに並んでいます。

愛知県犬山市にある犬山城は、日本最古の木造天守が残る国宝の城です。木曽川を見下ろす高台に建っているので、城下町を歩いている途中でも天守がよく見え、自分がどのあたりにいるのかをつかみやすい町です。犬山駅から徒歩20分圏内に城下町が広がり、川と城と町並みがひとつの散策ルートに収まります。

ここでは、駅から城までの歩き方、天守と有楽苑の料金や開館時間、木曽川沿いの桜と鵜飼、城下町で食べたい名物と店、電車と車での行き方、混雑を避ける時間帯までを、実際に歩く順番に沿ってまとめました。初めて犬山を訪れる人が、当日の行動を決められる内容にしています。

目次

犬山遊園駅から木曽川沿いを歩き、城下町へ抜けるコースが基本

歩き始めは犬山遊園駅、終点は犬山駅にすると、川沿いの景色と城下町の両方を無駄なく歩けます。名鉄犬山線の犬山遊園駅から国宝犬山城までは徒歩約15分で、その道のりを木曽川沿いにとれば、行きから川の景色を楽しめます。

犬山駅と犬山遊園駅は隣り合う駅で、どちらからも城下町や木曽川沿いへ歩いて行けます。犬山駅を起点にする場合も、城下町は駅から徒歩20分圏内に広がっているので、歩くだけで主な見どころを回れます。犬山駅から犬山城へ向かう途中には古い町並みが残り、特に犬山城へと続く本町通りは、土産店やお茶屋、カフェが軒を連ねるにぎやかな通りです。

所要時間は城だけなら約1時間、食べ歩きを含めると半日

名鉄が案内するスタンダードなモデルコースは半日程度です。犬山駅から城下町までは徒歩で移動し、城下町の散策に約2時間、犬山城の見学に30分から1時間をみる組み立てになっています。犬山城から日本庭園の有楽苑までは徒歩約8分なので、城のあとに有楽苑へ足を延ばすこともできます。

歩き方所要時間の目安
犬山城の見学だけ約1時間
城下町を軽く歩く2〜3時間
食べ歩きや体験を含める半日
犬山遊園駅から犬山城まで徒歩約15分
犬山城から有楽苑まで徒歩約8分
犬山遊園駅から有楽苑まで徒歩7分

半日コースの流れを時間に当てはめると、朝のうちに犬山遊園駅から木曽川沿いを歩いて城へ入り、天守を見てから有楽苑や神社に寄り、11時ごろに本町通りへ下りて食べ歩きを始める形になります。犬山城の開館は9時なので、9時台に城へ着けば、昼前には城下町に入れます。帰りは犬山駅まで町並みを歩いて戻れば、同じ道を引き返さずに済みます。

犬山城の天守は3重4階・地下2階で、国宝五城のひとつ

犬山城の天守は、3重4階・地下2階の望楼型で、現存する天守の中でも最古の様式とされる建物です。望楼型とは、下の階の屋根の上に物見のための上層を載せた形の天守を指します。国宝への指定は昭和10年(1935年)で、昭和27年には法律の改正に伴って改めて国宝に指定されました。犬山城は国宝五城のひとつに数えられ、城下町歩きの中心になる場所です。

犬山城の歴史は1537年の築城から始まります

犬山城は、天文6年(1537年)に織田信康が木之下城から移したのが始まりと伝わります。その後、城主は織田氏、池田氏、石川氏などへと移り、元和3年(1617年)に成瀬正成が城主となりました。以後、江戸時代を通じて成瀬家が城主を務めています。城主が何度も替わったあと、江戸時代のあいだはひとつの家が城を守り続けたことになります。

天守の回縁から木曽川と岐阜城まで見渡せます

天守に上る価値は、眺めにあります。天気のよい日には、木曽川、御嶽山、岐阜城、名古屋駅のビル群まで、山も川も天守から一度に見渡せます。回縁とは天守の最上階の外側をぐるりと囲む縁側のことで、ここからは木曽川の堤防やライン大橋、伊木山なども望めます。行きに歩いてきた木曽川沿いの道を、上から見下ろせるのもこのコースのよいところです。

入場料は高校生以上1,000円、開館は9時から17時

犬山城の入場料は高校生以上1,000円、小中学生200円です。開館時間は9時から17時までで、入場は16時30分までとなっています。休日は12月29日から31日です。臨時の変更もあるため、出かける前に国宝犬山城の公式サイトで最新の案内を確認してください。

項目内容
入場料(高校生以上)1,000円
入場料(小中学生)200円
開館時間9時から17時(入場は16時30分まで)
休日12月29日から31日

木曽川沿いの遊歩道は約400本の桜並木で、見頃は3月下旬から4月上旬

木曽川沿いには犬山城へ続く遊歩道があり、春は川岸と堤防の両方から桜を眺めながら歩けます。木曽川河畔一帯には約400本のソメイヨシノがあり、犬山城周辺にも約30本の桜があります。例年の見頃は3月下旬から4月上旬です。

川沿いには木曽川犬山緑地が整備され、ライン大橋の近くにはサイクリングロードも通っています。歩行者と自転車の両方が行き交う道なので、景色に気を取られて道の真ん中で立ち止まらないよう、周囲に気を配って歩いてください。

2026年の桜まつりは3月14日から5月6日まで開催されました

2026年の桜は、3月下旬に7〜8分咲きとなり、4月上旬には満開を過ぎて散り始めました。桜まつりは、2026年は3月14日から5月6日まで開催されました。期間限定の「犬山城遊覧船」では、船上から満開の桜を楽しめます。

夜桜のライトアップは実施されていないため、桜を見るなら日中に歩く計画を立てます。4月の最初の週末には犬山祭があり、桜の時期と重なるので、桜と祭を一度に見たい人はこの週末を狙う手があります。ただし、この時期の城下町はかなり混み合います。

木曽川の鵜飼は2026年10月15日まで、昼うかいもあります

木曽川では鵜飼が行われています。鵜飼とは、鵜匠が手綱で鵜を操り、川の魚をとらせる伝統の漁のことで、犬山では国宝犬山城を背景に、鵜匠の手綱さばきと鵜の技を間近で見られます。昼食をとりながら楽しむ「昼うかい」もあり、夜に時間をとれない日帰りの散策でも組み込めます。

2026年の鵜飼の期間は6月1日から10月15日までです。2026年10月11日の時点では、今季の鵜飼は残り数日で終わります。次に見られるのは来季の開始以降なので、日程は事前に確かめておきましょう。

犬山は大正から昭和前期にかけて「日本ライン」と呼ばれる景色の美しい観光地として知られ、多くの観光客が訪れました。木曽川沿いを歩く道は、その時代から人を集めてきた景色の中を通っています。

有楽苑の如庵を加えると、ひとつの町で国宝を二つ見られます

犬山の城下町には、国宝の犬山城に加え、有楽苑に国宝茶室の如庵があります。ひとつの町に国宝が二つあるのは珍しく、城とあわせて回る理由になります。如庵は、織田有楽斎が建てた茶室です。

有楽苑は名鉄犬山ホテルの敷地内にあり、犬山遊園駅から徒歩7分、犬山城からは徒歩約8分の場所です。入苑料は大人1,200円、12歳未満600円で、未就学児は無料です。開園は9時30分から17時まで(最終入苑16時30分)で、定休日は毎週水曜日です。祝日は営業し、その場合は振替休日があります。水曜日に犬山を訪れる場合は、有楽苑を予定から外すか、別の日に回す必要があります。

セット券なら犬山城と有楽苑で500円安くなります

犬山城と有楽苑の両方に入るなら、セット券を使うのが得です。名鉄の案内では、犬山城と有楽苑のセット券が高校生以上2,000円で、通常の2,500円より500円安くなります。有効期間は発行から2日間なので、1日目に城、2日目に有楽苑と分けて使うこともできます。

券の種類料金備考
犬山城と有楽苑のセット券(高校生以上)2,000円通常2,500円、発行から2日間有効
犬山城と明治村のセット券あり博物館明治村とあわせて回る人向け

犬山城と明治村のセット券もあります。博物館明治村は、犬山駅からバスで20分ほどの場所にある、明治時代の建造物を移築・保存・展示する野外博物館です。城下町を歩いたあと、時間に余裕があれば足を延ばせる距離です。

城下町は総構えの町割りが残り、神社と祭の見どころが徒歩圏にまとまっています

犬山城下町は「総構え」と呼ばれる構造を町割りに残す町で、散策に向いています。総構えとは、城と城下町の外周を堀と土塁で囲い込んだ構造のことです。城を中心に町全体がひとまとまりになっているため、通りを歩くだけで城下町の広がりを体で確かめられます。

三光稲荷神社と針綱神社は城の麓にあります

三光稲荷神社は犬山城の麓にあり、境内の姫亀神社も見どころのひとつです。針綱神社や有楽苑もあり、城下町では和の風情を味わえます。城から下りてくる途中で立ち寄れる位置にあるので、天守を見たあとに神社に寄り、そのまま城下町へ入る順番がおすすめです。

どんでん館では犬山祭の車山4輌を一年中見られます

どんでん館には、犬山祭で曳かれる車山が4輌展示されています。光と音の演出があり、祭の日でなくても一年中その雰囲気を体感できます。「どんでん」とは、車山を方向転換させる様子を指す言葉です。

犬山祭は1635年から続く針綱神社の祭礼で、江戸時代から伝わるからくり人形を備えた13輌の車山が、春の城下町を練り歩きます。犬山祭の車山行事は国の重要無形民俗文化財に指定されています。からくり人形の実演や制作風景を見られるからくり展示館もあるので、祭の時期以外に訪れる人は、どんでん館とからくり展示館で祭の様子を知っておくと、町の見え方が変わります。

城下町の食べ歩きは約3,000円で名物を一通り回れます

城下町の食べ歩きは、約3,000円の予算があれば城下町のグルメを一通り楽しめます。本町通りを中心に土産店やカフェが点在し、食べ歩きスポットとして人気が高まっている通りです。歩きながら食べられる串ものが多いので、少しずつ買って回るのが犬山の楽しみ方です。

犬山の五平餅は団子型で、山田五平餅店なら1本100円

犬山の五平餅は、わらじ型ではなく団子型が主流です。この形は、歩きながら食べるのに向いています。山田五平餅店では1本100円と手頃な価格で味わえます。営業時間は11時から16時30分ごろで、定休日がある店なので、訪問前に確認しておくと安心です。

田楽は7種の食材を味噌だれで焼いた郷土料理です

犬山名物の田楽は、味噌ダレを塗った豆腐を串に刺して香ばしく焼き上げた郷土料理で、古くから地元で親しまれてきた味です。本町茶寮の看板メニュー「7種の田楽と犬山茶セット」は、こんにゃく、豆腐、里芋など7種類の食材に特製の味噌だれをつけて焼き上げたものです。手打ち蕎麦 野和でも「7種の田楽と犬山茶セット」が980円で味わえ、よもぎ生麩は150円です。

豆腐だけでなく、こんにゃくや里芋まで味噌だれで焼いているので、7種を食べ比べると食材ごとの食感の違いがよく分かります。犬山茶とあわせて味わうセットなので、食べ歩きの合間にひと息つく一品として選べます。

串団子と串かつは茶処くらやとクシカツとなまる

串団子では、茶処くらやの「恋小町だんご」が見た目も味も楽しめる城下町の定番です。串かつの「クシカツとなまる」も、城下町の名店に挙げられます。昭和横丁の焼海処 吾空では、牡蠣5個が1,000円と手ごろに楽しめるほか、肉寿司も名物として人気があります。甘いものと塩気のあるものを交互に選ぶと、3,000円の予算でも飽きずに歩けます。

甘いものはおおにゃん焼きとかき氷、げんこつ飴

ねこの形をした大判焼きの「おおにゃん焼き」は、食べ歩きの定番です。本町茶寮では、ふわふわのかき氷を7種類から選べ、各500円です。春には桜の季節に合わせて、かわいらしいお団子などのスイーツも並びます。

げんこつ飴は、きな粉と水あめを主原料とした犬山市の郷土菓子で、城山製菓で手作りされています。その場で食べる名物が多い城下町の中で、げんこつ飴は土産として持ち帰る候補になります。

名物店価格
五平餅(団子型)山田五平餅店1本100円
7種の田楽と犬山茶セット手打ち蕎麦 野和980円
よもぎ生麩手打ち蕎麦 野和150円
かき氷(7種類から選択)本町茶寮各500円
牡蠣5個焼海処 吾空(昭和横丁)1,000円
恋小町だんご茶処くらや店頭で確認
げんこつ飴城山製菓店頭で確認

電車なら名鉄名古屋駅から犬山駅まで乗り換えなしで約25分

名古屋から犬山へは、電車で行くのがいちばん手軽です。名鉄名古屋駅から犬山駅までは乗り換えなしで約25分、運賃は550円です。犬山駅の隣には犬山遊園駅もあり、木曽川沿いから歩き始めたい人は犬山遊園駅で降ります。

犬山城下町きっぷは1,340円で入場券とグルメクーポンつき

電車で行くなら、「犬山城下町きっぷ」が得です。往復割引乗車券、犬山城入場券引換券、提携店で使えるグルメクーポンがセットになっていて、名鉄名古屋駅での販売価格は1,340円です。

計算してみると、名鉄名古屋駅から犬山駅までの運賃550円を往復すると1,100円、犬山城の入場料が高校生以上1,000円なので、別々に払うと合計2,100円になります。きっぷなら1,340円で、そのうえグルメクーポンまで付きます。名古屋から電車で来て天守に上る人は、このきっぷを買わない理由がほとんどありません。

支払い方金額
往復運賃(550円×2)と犬山城入場料を別々に払う2,100円
犬山城下町きっぷ(名鉄名古屋駅で購入)1,340円(グルメクーポンつき)

車は小牧ICか小牧東ICから、駐車場は1時間200円から

車で行く場合、高速道路は名神高速の小牧ICや中央自動車道の小牧東ICが便利です。ただし、城下町は道幅が狭く一方通行も多いため、休日や観光シーズンは混雑します。周辺のコインパーキングや予約制駐車場に車を停めて、そこから歩いて散策する方法が向いています。

犬山城の駐車場は、第1・第2駐車場が1時間300円、第3駐車場が1時間200円です(2024年6月時点)。料金は変わることがあるため、利用前に確認してください。城下町を半日歩くと駐車時間も長くなるので、車より電車のほうが気楽に歩けます。

駐車場料金(2024年6月時点)
犬山城の第1駐車場1時間300円
犬山城の第2駐車場1時間300円
犬山城の第3駐車場1時間200円

混雑を避けるなら11時ごろに着き、5月3日から5日は外します

城下町の多くの店は10時頃から開店し、夕方頃までにぎわいます。行列を避けたいなら、店が続々と開き始める11時ごろに城下町へ着くように計画するのがコツです。先に城を見てから城下町へ下りる半日コースなら、ちょうどこの時間帯に本町通りへ入れます。

混み合う時期ははっきりしています。土日や祝日、4月の第1土曜・日曜に行われる犬山祭の期間は、城下町がかなり混み合います。ゴールデンウィークは全国屈指の混雑エリアとなり、特に5月3日から5日がピークです。この3日間は、食べ歩きの店でも待ち時間が長くなります。混雑を避けたい人は平日を選び、休日に行くなら時間に余裕をもって出かけてください。

犬山の城下町歩きでよくある疑問は、駅選びと所要時間の2つです

初めて犬山を歩く人が迷いやすいのは、どの駅で降りるかと、どれくらい時間をとるかの2点です。

どちらの駅で降りればよいかという疑問には、木曽川沿いを歩きたいなら犬山遊園駅、城下町の町並みから歩きたいなら犬山駅と答えられます。犬山遊園駅から城までは徒歩約15分、犬山駅からも城下町は徒歩20分圏内です。両方の駅を使い、行きと帰りで駅を変えると、川沿いと町並みの両方を歩けます。

どれくらいの時間が必要かという疑問には、城だけなら約1時間、城下町を軽く歩くなら2〜3時間、食べ歩きや体験を含めるなら半日と答えられます。有楽苑やどんでん館まで回るなら、半日に少し余裕を足しておくと安心です。

食べ歩きの予算はいくらかという疑問には、約3,000円で城下町のグルメを一通り楽しめると答えられます。五平餅が1本100円、かき氷が各500円、田楽のセットが980円という価格帯なので、何品か選んでも予算内に収まりやすい町です。

犬山遊園駅から城、城下町、犬山駅へ抜ける半日コースで歩きます

犬山の城下町を歩くなら、犬山遊園駅で降りて木曽川沿いを城まで歩き、国宝の天守から川と町を見下ろしてから、本町通りで食べ歩きをして犬山駅へ抜けるコースを選んでください。城の見学に30分から1時間、城下町の散策に約2時間、全体で半日あれば足ります。

天守の入場料は高校生以上1,000円、有楽苑とのセット券なら2,000円で、国宝の如庵まで見られます。電車で来る人は、往復割引乗車券と入場券引換券、グルメクーポンがセットになった1,340円の「犬山城下町きっぷ」を使うと、別々に払うより安く回れます。

春は約400本の桜が木曽川沿いを彩り、夏から秋にかけては鵜飼が行われます。2026年の鵜飼は10月15日までです。季節ごとに見どころが変わる町なので、桜の時期以外に訪れても、天守からの眺めと城下町の名物は一年中楽しめます。混雑を避けたいなら平日の11時ごろに城下町へ着くよう計画し、5月3日から5日は外して出かけましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!
目次