麻布台ヒルズから泉ガーデン遊歩道へ!桜麻通りと中央広場を巡るウォーキングコース完全ガイド

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麻布台ヒルズの桜麻通りから中央広場、泉ガーデン遊歩道へと続くウォーキングコースは、東京都心で自然とアート、歴史を同時に体感できる贅沢な散歩道です。神谷町駅から六本木一丁目駅までを結ぶこのルートは、2023年11月に開業した麻布台ヒルズを中心に、約320種の植物が息づく緑豊かな空間と、世界的なラグジュアリーブランドが立ち並ぶ洗練された街並み、そして春には約220本の桜が咲き誇る桜の名所を一度に楽しめます。都会の喧騒を忘れて緑に包まれながら歩くこのコースは、東京に住む方にとっても観光で訪れる方にとっても、心に残る体験となるでしょう。本記事では、各スポットの見どころやアクセス方法、季節ごとの楽しみ方まで詳しくご紹介していきます。

目次

麻布台ヒルズとは何か 日本一の超高層ビルを擁する大規模複合施設

麻布台ヒルズは、東京都港区麻布台一丁目、虎ノ門五丁目、六本木三丁目に位置する大規模複合商業施設です。森ビルが手掛けた都市再開発プロジェクトで、約35年の歳月をかけて完成しました。区域面積は約8.1ヘクタール、敷地面積は約63,900平方メートル、延床面積は約861,500平方メートルという広大なスケールを誇り、総事業費はおよそ6,400億円にのぼります。約300件の権利者との協議を重ねて実現した、まさに東京を代表する都市開発プロジェクトとなりました。

中核施設である「麻布台ヒルズ森JPタワー」は高さ330メートル、地上64階、地下5階建てで、2023年6月に竣工しました。この高さは「あべのハルカス」の高さ300メートルを抜いて日本一の超高層ビルとなっています。麻布台ヒルズのコンセプトは「緑に包まれ、人と人をつなぐ広場のような街 Modern Urban Village」であり、都心にありながら約2.4ヘクタールという圧倒的な緑地を確保しています。敷地面積の約3分の1を緑化しており、この緑化面積は都心部では異例の規模です。

麻布台ヒルズは複数の建物で構成されています。麻布台ヒルズ森JPタワーは、オフィス、住宅、医療施設、商業施設、インターナショナルスクールを併設した複合施設で、最上部には「アマンレジデンス東京」があり、わずか91邸の限られた超高級レジデンスとなっています。麻布台ヒルズレジデンスA・Bは住宅棟で、総戸数は約1,400戸です。2025年10月にレジデンスBが竣工したことで、麻布台ヒルズ地区の全体が完成しました。麻布台ヒルズガーデンプラザA・B・C・Dは、イギリスの建築家集団ヘザウィック・スタジオが設計した低層棟で、波打つような独特の外観が特徴となっており、商業施設やレストランが入居しています。

麻布台ヒルズの主要テナントと施設について

商業施設には約150の店舗が入居しています。「エルメス」「ディオール」「セリーヌ」「ブルガリ」「カルティエ」「ベルルッティ」「ボッテガ・ヴェネタ」といった世界的なラグジュアリーブランドが軒を連ね、国内屈指のラグジュアリーショッピングエリアを形成しています。「慶應義塾大学予防医療センター」は最新の医療設備を備えた健康管理施設として機能し、「ブリティッシュ・スクール・イン東京」は都心最大規模のインターナショナルスクールとして知られています。

「ジャヌ東京」は、ラグジュアリーホテルチェーン「アマン」の姉妹ブランドとして世界で初めてオープンしたホテルです。2024年3月に開業し、122のゲストルーム、8つのレストラン・バー、約4,000平方メートルのウェルネス施設を備えています。「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」は、2024年2月にお台場から移転オープンしました。境界のないアート群による没入体験が楽しめる施設として、国内外から多くの来場者を集めています。また、「Tokyo Venture Capital Hub」には、ベンチャーキャピタル約70社が集結し、スタートアップエコシステムの中心地となっています。

ウォーキングコースのスタート地点となる神谷町駅と西久保八幡神社

ウォーキングコースの出発点は、東京メトロ日比谷線「神谷町駅」です。駅と麻布台ヒルズは地下通路で直結しており、5番出口から直接アクセスできます。雨の日でも濡れずに到着できるのは大きな利点であり、実際に電車を降りてから麻布台ヒルズまで1分半ほどで到着できます。

しかし、せっかくのウォーキングコースですので、あえて地上を歩くルートをおすすめします。神谷町駅2番出口から地上に出て、桜田通りを飯倉交差点方向に進むと、歴史ある神社に出会えます。右手に見える鳥居と45段の石段を上ると、厳かで立派な本殿が現れます。これが「西久保八幡神社」です。

西久保八幡神社の歴史と見どころ

西久保八幡神社の歴史は11世紀初頭にさかのぼります。1457年の江戸城築城に際して現在の地に鎮座し、約600年にわたってこの土地を鎮守してきました。勝負運の御神徳がある八幡さまを祀り、江戸時代には周辺に武家屋敷が立ち並ぶ中で多くの信仰を集めてきた由緒ある神社です。麻布台ヒルズの開発に伴い、本殿や境内も美しく整備されました。現代的な超高層ビル群に囲まれながらも、境内には静謐な空気が流れています。社殿の裏手斜面には貝塚が形成されており、この地域の歴史の深さを物語っています。

境内からは麻布台ヒルズの森JPタワーを間近に望むことができ、歴史と現代が交錯する唯一無二の絶景スポットとなっています。麻布台ヒルズガーデンプラザBの出口からは、高台の境内裏に続く直結したスロープがあります。帰路に立ち寄る際には、このルートを使うと便利です。

桜田通りから西久保八幡神社の境内に続く階段は「男坂」と呼ばれています。男坂に向かって左手に見える急な坂道が「女坂」です。坂の向こうには超高層ビル「麻布台ヒルズ森JPタワー」がそびえ、伝統と現代が融合した独特の景観を作り出しています。飯倉交差点の裏手には「雁木坂」もあり、麻布台ヒルズの誕生後も以前と変わらぬ姿を残しています。坂道散策が好きな方には、これらの坂を巡るのもおすすめです。

桜麻通りの魅力とラグジュアリーブランドストリート

西久保八幡神社を参拝した後は、麻布台ヒルズのメインストリート「桜麻通り(さくらあさどおり)」へ向かいます。桜麻通りは麻布台ヒルズの開発に伴って新設された道路で、桜田通りと麻布通りをつなぐ位置にあります。この通り沿いには、ヘザウィック・スタジオが設計したガーデンプラザが並び、波打つような独特の外観が目を引きます。建物の曲線と緑が調和し、歩くだけで心が躍るような空間が広がっています。

桜麻通り沿いのショップとパブリックアート

桜麻通り沿いのガーデンプラザには、世界的なラグジュアリーブランドが集積しています。エルメス、ディオール、セリーヌ、ブルガリ、カルティエ、ベルルッティ、ボッテガ・ヴェネタなど、一流ブランドの店舗が街並みを形成しています。ウィンドウショッピングを楽しみながら歩くだけでも、洗練された雰囲気を味わえます。各店舗の建築やディスプレイにも注目してみてください。ブランドごとに異なる個性的なデザインが施されています。

ラグジュアリーブランド以外にも、魅力的な店舗が並んでいます。「ルルレモン」は、麻布台ヒルズ約150店舗の中で唯一のアスレティックウェアブランドとして展開しています。ウォーキングやヨガ、ランニングを楽しむ方には見逃せないショップです。「金子眼鏡店」は都内屈指の広さを誇る店舗で、ラグジュアリーフレームのアイテムを豊富に取り揃えています。ドイツ発の「リナーリ」とベルギー発の「バオバブコレクション」を取り扱うフレグランス専門ショップもあり、上質な香りに出会えます。「大垣書店」は京都を中心に展開している書店で、東京初進出となります。約1,000平方メートルの店内にはカフェやアートゾーンも併設されており、ゆっくりと本を選ぶ時間を楽しめます。

桜麻通り周辺には、世界的なアーティストによるパブリックアートが点在しています。森JPタワーのオフィスロビーには、オラファー・エリアソンによる作品「相互に繋がりあう瞬間が協和する周期」が設置されています。天井高約15メートルの吹き抜け空間に、直径約3メートルにおよぶ4つの彫刻が連続的に吊るされています。リサイクルされた金属を鋳造する実験的な技法で制作されており、持続可能性への取り組みも表現されています。奈良美智や曽根裕の作品も麻布台ヒルズ内に設置されており、アート巡りを楽しむこともできます。

中央広場は都心のオアシス 約320種の植物が息づく緑の空間

桜麻通りを進むと、麻布台ヒルズの心臓部ともいえる「中央広場」に到着します。約6,000平方メートルの広さを誇るこの広場は、都心にいながら緑豊かな空間でゆったりとしたひとときを過ごせる場所です。芝生エリアはゆるやかに隆起し、低層部の建物の屋上緑化とシームレスにつながっています。まるで緑に包まれているかのような、のびやかで開放的な空間が広がっています。

中央広場には約320種の多様な植物が息づいています。34種の在来植生を中心に、野山を散策するような感覚で四季の移ろいを感じることができます。中央広場の周囲は落葉樹を中心に計画されており、高さ13メートルのケヤキをはじめ、ハクウンボク、イヌシデ、コナラ、アオダモ、イロハモミジなど、地域の在来植生が植えられています。春の新緑、夏の木陰、秋の紅葉、冬の枝ぶりと、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。小川が流れ、落葉樹がつくるやわらかな木陰がゆらぎ、鳥のさえずりが聞こえてくる。そんな自然の中にいるような体験が、都心のど真ん中で味わえるのです。

五感で楽しむ緑と果樹園、エコトーン

麻布台ヒルズの緑は、目で眺めるだけではありません。五感すべてで楽しめるように設計されています。香りのするハーブが植えられ、直接座ることのできる芝生の広場があります。鳥やカエルの鳴き声を聞いたり、果樹園では季節の果実を観察したりできます。芝生エリアは合計約1,200平方メートルあり、ピクニックを楽しむ人々の姿も見られます。低層部の屋上に植えられているのは整えられた芝生ではなく、雑草のような植物が多いのが特徴です。本物の土手を意識しており、自然に近い植生が広がっています。

中央広場の一角には「果樹園」と呼ばれるエリアがあります。麻布台ヒルズマーケットが入る建物の屋根の傾斜を利用した段々畑になっており、リンゴ、ミカン、レモン、ハッサク、アンズ、スモモ、ブルーベリーなどの果樹が植えられています。季節とともに実る果実の姿を楽しむことができます。果樹園の側には約45平方メートルの菜園も併設されており、街の各施設と連携したプログラムが計画されています。

地形の高低差を生かして敷地全体に流れる水は中央広場につながり、水生植物、草地、低木植栽が連続する「エコトーン(生態系の移行帯)」を形成しています。層構造を持ちながら、生きものの住処となるような植栽が目指されており、都市における生物多様性の保全にも貢献しています。中央広場のランドスケープデザインは「グリーン・ワイズ」が担当しています。中央広場やガーデンプラザのデザインだけでなく、完成後のメンテナンスや活用を含む全体的なランドスケープ監修を行っています。

麻布台ヒルズマーケットでグルメを満喫

中央広場の地下には「麻布台ヒルズマーケット」があります。2024年3月にオープンした施設面積約4,000平方メートルのフードマーケットで、33の専門店が集まっています。青果、精肉、鮮魚の生鮮三品はもちろん、惣菜、ワインや日本酒、パンやスイーツ、生花など、幅広いジャンルの専門店が揃っています。デパ地下のような充実した品揃えで、食材を購入したり、イートインで食事を楽しんだりできます。テイクアウトで軽食を購入し、中央広場の芝生でピクニックを楽しむのもおすすめの過ごし方です。

チームラボボーダレスで体験する没入型デジタルアート

ガーデンプラザB地下1階には「森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボボーダレス」があります。2024年2月9日、お台場から移転オープンした施設で、境界のないアート群による没入体験が楽しめます。70以上のデジタルアートが移動し、関係し合いながら刻々と変化します。フロアマップは存在せず、来場者は迷宮のような空間をさまよい歩きます。光、色、音、香りに包まれ、五感で作品を感じることができる体験型アート施設です。

営業時間は10時から21時まで(最終入場は閉館1時間前)です。毎月第1・第3火曜日が休館日となっています。入場料は大人(18歳以上)3,800円から、中高生(13歳から17歳)2,800円、子供(4歳から12歳)1,500円、3歳以下は無料です。ウォーキングコースの途中で立ち寄る場合は、時間に余裕を持って訪れることをおすすめします。没入体験に1時間から2時間程度かかることが多いためです。

ジャヌ東京から泉ガーデン遊歩道への道のり

中央広場から先に進むと、「ジャヌ東京」の建物が見えてきます。ジャヌはサンスクリット語で「魂」を意味し、ラグジュアリーホテルチェーン「アマン」の姉妹ブランドとして世界で初めてオープンしたホテルです。「つながり」「インスピレーション」「探究心」をコンセプトに、アマンとは一線を画す独自のホスピタリティを提供しています。122のゲストルーム、8つのレストラン・バー、約4,000平方メートルのウェルネス施設を備えています。

8つのレストラン・バーは多彩です。オールデイイタリアンダイニング「ジャヌ メルカート」、コンテンポラリーな中国料理「虎景軒(フージン)」、「ジャヌ グリル」、炭火焼ダイニング、鮨、バー、ラウンジ・ガーデンテラス、パティスリーと、様々なダイニング体験を楽しめます。宿泊しなくても、レストランやカフェは利用可能です。ウォーキングの途中で休憩を取りたいときに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

尾根道から泉ガーデン遊歩道へのルート

ジャヌ東京から尾根道に出て右へ進みます。桜麻通りを横切り、次の交差点で左折し、すぐに右折すると泉ガーデン前の遊歩道に出ます。この区間は麻布台ヒルズの開発によって整備された歩行者ネットワークの一部です。以前は六本木一丁目駅と神谷町駅間を徒歩で移動すると15分弱かかっていましたが、この歩行者ネットワークと幹線道路の整備により、10分以内で行き来できるようになりました。

麻布台ヒルズのプロジェクトでは、六本木一丁目駅と神谷町駅を結ぶバリアフリー・アンブレラフリーの歩行者ネットワークが整備されています。地下通路「セントラルウォーク」が全面開通し、天候を気にせずスムーズに移動できるようになりました。雨の日や暑い日でも、地下を通って快適に移動できるのは大きなメリットです。ただし、今回のウォーキングコースでは、緑や桜を楽しむために地上ルートをおすすめしています。

泉ガーデン遊歩道と桜の名所を巡る

泉ガーデンは六本木一丁目駅直結の複合施設です。泉ガーデンタワーを中心に、オフィス、住宅、商業施設、美術館などで構成されています。遊歩道の右側には「泉屋博古館東京」があります。住友家が蒐集した美術品を収蔵・展示する美術館で、青銅器や絵画など貴重なコレクションを鑑賞できます。

泉通りの桜並木と桜のトンネル

泉ガーデンタワー前の泉通りでは、約220本もの桜による圧巻の桜並木を臨むことができます。泉ガーデンタワーと共に20年以上の歳月を経て、都内有数の「桜のトンネル」と呼べるまでに成長しました。春の開花時期には、通りを挟んで空を覆うように広がる桜のトンネルの幻想的な雰囲気を楽しめます。夜には夜桜のライトアップも行われ、地域の方や来街者、街区就労者など多くの人々が美しい桜を楽しんでいます。泉ガーデン前の道は「泉坂」となっており、泉ガーデンのペデストリアンデッキの上に立って桜並木を真正面から見られるため、人気のスポットになっています。

スペイン坂と桜坂の見どころ

遊歩道を進むと、道筋は左へカーブして下り道になります。これが「スペイン坂」です。スペイン大使館が近いことからこの名がつきました。アークヒルズの敷地を取り囲む三方の道路(桜坂からスペイン坂)には150本の桜の木が根を張り、約700メートルにおよぶ並木道が続いています。春は桜の名所として多くの花見客で賑わいます。サウスタワーからアークヒルズに続くブリッジは、スペイン坂の桜並木を見下ろすことのできる隠れたお花見スポットです。桜を地上から見上げるだけでなく、ブリッジから見下ろすことができ、違う角度から桜を味わえます。

スペイン坂から続く「桜坂」は、アークヒルズ内ANAインターコンチネンタルホテル東京の北脇を北西に下っている坂道です。元々は明治中期に新しくつくられた道筋で、坂下に戦災まで大きな桜の木があったことからこの名がついたと言われています。桜並木は桜の季節だけでなく、初夏の緑、紅葉の季節も美しく、観光客が少ない時期は景色をゆっくり楽しめます。坂の中間あたりの歩道橋に上がると間近に桜が見られ、東京タワーが見える場所もあります。

桜開花期間中の17時から22時には、アークヒルズの敷地を取り囲む三方の道路(桜坂からスペイン坂)および泉ガーデン前の泉通り等でライトアップが行われます。夜桜を楽しみたい方は、この時間帯に訪れるのがおすすめです。

ゴール地点の六本木一丁目駅と逆ルートの楽しみ方

スペイン坂を下り切ると麻布通りにぶつかります。これを左折するとすぐに六本木一丁目駅です。東京メトロ南北線の駅で、神谷町駅から歩いてきた場合、ここがゴール地点となります。

このウォーキングコースは、六本木一丁目駅から神谷町駅へ向かう逆ルートでも楽しめます。泉ガーデン遊歩道からスタートし、麻布台ヒルズの中央広場、桜麻通りを経て、西久保八幡神社へ至るルートです。時間や体力に合わせて、好きな方向から歩いてみてください。

神谷町駅から六本木一丁目駅までの全行程は、ゆっくり歩いて約1時間程度です。ただし、各スポットでの散策やショッピング、食事などを楽しむ場合は、半日から1日かけてじっくり回ることをおすすめします。チームラボボーダレスに立ち寄る場合は、さらに1時間から2時間程度の時間を見込んでおくとよいでしょう。

季節ごとの楽しみ方とおすすめの時期

春は何といっても桜の季節です。泉ガーデン遊歩道、スペイン坂、桜坂の桜並木が見頃を迎えます。約220本の桜による桜のトンネルは圧巻です。毎年3月下旬から4月上旬にかけて「アークヒルズさくらまつり」が開催され、グルメ屋台や音楽パフォーマンス、ワークショップなどのイベントが実施されます。中央広場でも新緑が芽吹き、果樹園ではアンズやスモモの花が咲きます。

夏は中央広場の木陰が涼しい避暑スポットになります。約320種の植物が生い茂り、緑のトンネルの中を歩くような体験ができます。チームラボボーダレスは空調が効いた屋内施設なので、暑い日の避暑にもおすすめです。

秋は紅葉の季節です。中央広場のイロハモミジやケヤキが色づき、落ち葉が舞う風情ある景色を楽しめます。果樹園ではリンゴやミカンが実り、季節の移ろいを感じられます。

冬は落葉樹の枝ぶりが美しい季節です。空気が澄んでいるため、森JPタワーからの眺望も格別です。イルミネーションやクリスマスイベントも開催されることがあります。

ウォーキングを楽しむための服装と持ち物

このウォーキングコースは、舗装された道が中心ですので、特別な装備は必要ありません。ただし、快適に歩くためにいくつかのポイントを押さえておくとよいでしょう。

靴は歩きやすいスニーカーやウォーキングシューズがおすすめです。麻布台ヒルズ周辺は坂道が多いため、ヒールの高い靴は避けた方が無難です。西久保八幡神社の石段や、スペイン坂の傾斜を考慮すると、滑りにくい靴底のものを選ぶと安心です。

季節に応じた服装を心がけましょう。春秋は気温差があるため、薄手の上着があると便利です。夏は帽子や日傘で日差し対策を。中央広場は日陰も多いですが、桜麻通りや泉ガーデン遊歩道は日当たりの良い場所もあります。冬は風を通しにくい服装で、手袋やマフラーも用意しておくと快適です。

持ち物としては、飲み物、小銭、スマートフォン、モバイルバッテリーがあると安心です。各所にカフェやコンビニエンスストアがあるため、途中で購入することも可能です。写真撮影スポットが多いので、カメラやスマートフォンの充電は十分にしておきましょう。

おすすめの時間帯と休憩スポット

朝の時間帯は人が少なく、静かな雰囲気の中で散策を楽しめます。中央広場の芝生も朝露に濡れて美しく、鳥のさえずりを聞きながら歩くことができます。昼間はショッピングや食事を楽しむのに最適です。麻布台ヒルズマーケットでの買い物や、ガーデンプラザのレストランでランチを楽しむことができます。夕方から夜にかけては、夕日に染まる森JPタワーや、ライトアップされた桜並木(春季)が美しい時間帯です。チームラボボーダレスは夜まで営業しているため、夕方から訪れるのもおすすめです。

コース上には多くの休憩スポットがあります。中央広場のベンチや芝生、ガーデンプラザ内のカフェ、泉ガーデンのテラス席など、疲れたら気軽に休むことができます。麻布台ヒルズマーケット内にはイートインスペースがあり、購入した食品をその場で楽しめます。テイクアウトして中央広場でピクニックをするのも良い過ごし方です。ジャヌ東京のラウンジやカフェは、ラグジュアリーな空間で休憩したい方におすすめです。宿泊者以外も利用可能ですので、特別なひとときを過ごしたい方はぜひ立ち寄ってみてください。

周辺の見どころと美術館めぐり

麻布台ヒルズ内には「麻布台ヒルズギャラリー」があります。森美術館が手掛けるギャラリーで、現代アートの企画展が定期的に開催されています。開館記念展として開催されたオラファー・エリアソン展は大きな話題を呼びました。ギャラリーは規模としてはコンパクトですが、質の高い展示が特徴です。ウォーキングの途中で、アートに触れる時間を設けてみてはいかがでしょうか。

泉ガーデン遊歩道沿いにある「泉屋博古館東京」は、住友家が蒐集した美術品を収蔵・展示する美術館です。中国古代の青銅器コレクションは世界的にも有名で、近代日本画や茶道具なども所蔵しています。落ち着いた雰囲気の中でゆっくりと美術品を鑑賞でき、ウォーキングの途中の文化的な寄り道としておすすめです。

アークヒルズ内にある「サントリーホール」は、日本を代表するコンサートホールです。クラシック音楽の殿堂として知られ、世界的なオーケストラや演奏家のコンサートが開催されています。ウォーキングコースから少し足を延ばせばアクセスできますので、コンサートの日程に合わせて訪れるのも良いでしょう。外観を眺めるだけでも、その堂々たる佇まいを楽しめます。

スペイン坂や桜坂からは、東京タワーを望むことができます。特に夜間はライトアップされた東京タワーが美しく、写真撮影の人気スポットとなっています。麻布台ヒルズの森JPタワーと東京タワーという、新旧の東京のランドマークを同時に眺められるのも、このエリアならではの魅力です。

麻布台ヒルズへのアクセス情報

電車でのアクセスは複数のルートがあります。東京メトロ日比谷線「神谷町駅」5番出口直結、東京メトロ南北線「六本木一丁目駅」4番出口直結となっています。また、東京メトロ日比谷線「六本木駅」3番出口から徒歩10分、都営大江戸線「六本木駅」5番出口から徒歩10分、都営大江戸線「麻布十番駅」6番出口から徒歩10分でもアクセス可能です。

麻布台ヒルズは、神谷町駅から六本木一丁目駅までバリアフリー・アンブレラフリーの歩行者ネットワークが整備されています。車椅子やベビーカーでも安心して移動できます。エレベーターやエスカレーターも各所に設置されており、高低差のある地形もスムーズに移動可能です。

まとめ 麻布台ヒルズから泉ガーデン遊歩道で体感する東京の魅力

麻布台ヒルズから泉ガーデン遊歩道へのウォーキングコースは、東京の多様な魅力を凝縮した贅沢な散歩道です。約600年の歴史を持つ西久保八幡神社から、日本一の高さを誇る森JPタワー、約320種の植物が息づく中央広場、世界初のジャヌホテル、没入型デジタルアートのチームラボボーダレス、そして桜の名所として知られる泉ガーデン遊歩道やスペイン坂まで、見どころが尽きません。

歴史、自然、アート、ショッピング、グルメ、そして最先端の都市機能。これらすべてが徒歩圏内に集約されているのは、世界を見渡しても稀有な存在です。森ビルが35年の歳月をかけて実現した「Modern Urban Village」のコンセプトは、まさにこのウォーキングコースを歩くことで実感できます。

季節ごとに異なる表情を見せてくれるこのエリア。春の桜、夏の緑、秋の紅葉、冬の澄んだ空気と、一年を通じて楽しめます。何度訪れても新しい発見があり、東京に住む人にとっても、観光で訪れる人にとっても、心に残る体験となるでしょう。ぜひ一度、このウォーキングコースを歩いてみてください。都会の喧騒を忘れ、緑に包まれながら歩く時間は、きっとかけがえのないものになるはずです。

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