てくてくロードは、茨城県龍ケ崎市が整備する市内13のウォーキングコースの総称で、「健康の散歩道」の愛称でも呼ばれています。コミュニティセンター単位で設定された各コースは、およそ3〜4キロメートルの距離を無理なく歩けるよう工夫され、神社仏閣、田園風景、河川敷、水辺の景観など、地区ごとに異なる見どころを結びながら歩けるのが特徴です。全コースには健康遊具を備えた「はつらつ健康公園」がルートに組み込まれ、有酸素運動と筋力運動を同時に取り入れられる設計になっています。イメージキャラクター「タッポ(龍歩)くん」のスタンプラリーもあり、13コース全踏破で賞状とタオルが完歩賞として贈られる仕組みも用意されています。この記事では、各コースの特徴、スタンプラリーの受け取り方、龍ケ崎コースが「食の道」に認定された経緯、そして牛久沼やたつのこやまなど龍ケ崎市そのものの見どころまで、2026年7月時点で確認できる情報を整理しました。

てくてくロードは龍ケ崎市13コミュニティセンターで整備された散策路
てくてくロードは、龍ケ崎市が「誰でも気軽に安心して歩ける」ことを基本コンセプトに整備したウォーキングコースの総称です。設定単位は市内のコミュニティセンターごとで、その数は合計13コースにのぼります。距離を稼ぐことだけを目的にしたコースではなく、地域の歴史的建造物、神社仏閣、田園風景、河川敷、公園といった見どころを結びながら、飽きずに歩き続けられるように工夫されている点が特徴です。
各コースには、健康遊具を設置した「はつらつ健康公園」がルート上に組み込まれています。ウォーキングによる有酸素運動と、健康遊具を使った筋力トレーニングや柔軟運動を組み合わせることで、カロリー消費や運動効果を高めやすい設計になっています。歩くだけでなく、途中で軽い運動を挟めるため、これから運動習慣を身につけたい方にも取り組みやすい構成です。
コースの多くは、住宅街、田園地帯、河川の堤防沿い、神社仏閣が点在するエリアなど、地区ごとに異なる景観を楽しめるように設定されています。龍ケ崎市はかつて水運で栄えた歴史を持ち、牛久沼をはじめとする水辺の自然が豊富な地域です。各コースには田園風景や水辺の景色、斜面緑地などが組み込まれており、都市部の喧騒から離れてゆったりと歩ける環境が整っています。
中心市街地コースは約4キロで神社仏閣とコロッケの街を巡る
てくてくロードのなかでも代表的なのが、龍ケ崎市の中心市街地コースです。距離はおよそ4キロメートルで、関東鉄道竜ヶ崎駅を起点に、米町薬師、市民活動センター、上町八坂神社、市街地活力センター「まいん」、旧小野瀬邸、チャレンジ工房「どらすて」、竜泉寺、医王院を巡るルートになっています。龍ケ崎市は「コロッケのまち」として売り出しており、まちなかに点在する飲食店や商店街の雰囲気も感じながら歩けるのが持ち味です。
コース上にある上町八坂神社は、龍ケ崎の総鎮守として天正年間(1577年頃)から続くとされる祇園祭で知られています。約450年の歴史を持つこの祇園祭は、無病息災と家内安全を祈願する祭りとして毎年7月下旬の3日間開催され、期間中には市内外からおよそ6万人の見物客が訪れます。龍ケ崎市最大級のお祭りに位置づけられている行事です。
祭りの最終日に奉納される「龍ケ崎の撞舞(つくまい)」は、唐草模様の衣装と雨蛙の面を身にまとった「舞男」が、命綱なしで高さ約14メートルの柱に登り、囃子に合わせて曲芸を披露する神事です。豊作や疫病退散、雨乞いの祈願として江戸時代から伝わり、国の重要無形民俗文化財に選択され、茨城県の無形民俗文化財にも指定されています。中心市街地コースを歩けば、普段は静かな神社の境内から、龍ケ崎市を代表する伝統行事の舞台に触れられます。
馴柴地区や龍ケ崎西地区など地区別コースは3〜4キロで景観が異なる
てくてくロードの各コースには、地区の名前と、その地区の魅力を表現した副題がつけられています。馴柴地区のコースは「美しい緑を愛でながらJR龍ケ崎市駅周辺散策を楽しむコース」という副題で、距離はおよそ3.9キロメートルです。JR龍ケ崎市駅を西口から東口へと渡って歩くルートで、江川周辺に広がる田園風景や、斜面緑地の緑を眺めながら歩けます。常磐線を走る列車の音を間近で感じたり、特急電車が通過する様子を眺めたりできるのも、このコースならではの楽しみ方です。
龍ケ崎西地区のコースは「平野とそよ風の絶妙なさざめきを肌で感じるコース」という副題で、距離はおよそ3.3キロメートルとされています。開けた平野部を吹き抜ける風を感じながら歩けるコースで、龍ケ崎市の郊外らしいのどかな景観が広がっています。
このほか、城ノ内地区の「たつのこやまに降り注ぐ光耀を身近に感じるコース」は、龍ケ岡公園のシンボルである人工の山「たつのこやま」を望みながら歩けるコースです。八原地区の「市民健康の森を中心に健康的なコミュニティをはぐくむコース」は、市民の憩いの場である健康の森を巡るルートとして設定されています。松葉地区の「世代を超えて集い、温かなふれあいを感じるコース」は、地域コミュニティの交流拠点を意識したコース構成で、長山地区の「新しい街並みと自然との交差に、すがすがしさを感じるコース」は、新しい住宅地と自然が調和する景観を楽しめるコースです。
13コースはそれぞれ地区の特色を反映した副題がつけられ、コースごとに異なる景観や文化的な見どころを楽しめるように工夫されています。すべてのコース名、詳細なルート図、距離、所要時間は「健康ウォーキングマップ」に掲載されており、このマップは龍ケ崎市役所と保健センターで配布されています。
タッポくんスタンプラリー完歩で賞状とタオルが贈られる
てくてくロードには、歩く楽しみを高める仕掛けとして、スタンプラリーの仕組みが用意されています。龍ケ崎市てくてくロードのイメージキャラクターである「タッポ(龍歩)くん」のスタンプが、各コースのコミュニティセンターに設置されています。歩く際に配布される「健康ウォーキングマップ」にはスタンプカードがついており、各コースを歩いた証としてコミュニティセンターでタッポくんのスタンプを押してもらえます。
13コースすべてのスタンプを集めて完歩すると、龍ケ崎市から完歩賞として賞状とタオルが贈られます。スタンプを集めた「健康ウォーキングマップ」を、龍ケ崎市の健康増進課(保健センター)の窓口に持参することで受け取れます。完歩賞の贈呈は年度内で1人1回と定められているため、1年をかけてじっくり13コースを制覇するような楽しみ方ができます。
スタンプラリー形式の仕組みは、ただ歩くだけでは続けにくいウォーキング習慣を、ゲーム感覚で継続できるように後押しする工夫です。全コースを歩き切るという明確な目標があることで、モチベーションを保ちやすく、結果として運動習慣の定着にもつながります。家族や友人と一緒に、どのコースから歩こうかと相談しながら計画を立てる楽しみもあります。
龍ケ崎コースは新日本歩く道紀行100選「食の道」に認定
てくてくロードのうち、龍ケ崎コースは「新日本歩く道紀行100選」の「食の道」部門に認定されています。新日本歩く道紀行100選は、特定非営利活動法人新日本歩く道紀行推進機構が推進している取り組みで、全国の歩く道を新たな視点から見直し、観光資源や健康資源として選定することで、地域の活性化に役立てることを目的にしています。歴史の道や文化の道など、10のテーマごとにそれぞれ100コースが選出される仕組みで、全国的にみても認定されるコースは限られます。
龍ケ崎コースが「食の道」テーマで選ばれた背景には、龍ケ崎市が「コロッケのまち」として地域を挙げてまちおこしに取り組んできた経緯があります。龍ケ崎コロッケは、龍ケ崎市商工会女性部の有志によるまちおこしプロジェクトから始まった取り組みで、ご当地グルメを競うイベントで優勝した実績を持ちます。その後「コロッケクラブ龍ケ崎」という団体が設立され、現在も市内の複数の店舗でオリジナリティあふれる龍ケ崎コロッケが提供されています。
このコロッケづくりの拠点の一つが、中心市街地コースの途中にある「チャレンジ工房どらすて」です。ここは龍ケ崎市商工会女性部の有志が運営する施設で、全国ランキングで1位を獲得したこともある「りんごコロッケ」をはじめ、さまざまなオリジナルコロッケを開発・販売しています。人気のコロッケが生まれるまでには15年もの歳月をかけて試行錯誤が重ねられ、地域の女性たちの地道な取り組みが、龍ケ崎市を代表する名物を育て上げてきました。中心市街地コースを歩きながら、こうした食にまつわるまちの取り組みに触れられることも、「食の道」として評価された理由の一つといえます。
茨城県ヘルスロード指定で蛇沼公園など周辺自然にも足を延ばせる
龍ケ崎市のウォーキングコースは、茨城県が推進する「ヘルスロード」の指定コースとしても位置づけられています。ヘルスロードは、県内の保健所単位で健康づくりに役立つ散策路を指定し、県民の運動習慣の定着を後押しする取り組みです。龍ケ崎保健所管内では、龍ケ崎市のほか、取手市、牛久市、守谷市、稲敷市、河内町、利根町のコースも合わせて指定されています。
龍ケ崎市に関連するヘルスロードの指定コースには、周回型で市街地を巡るコース、蛇沼公園に至る往復型のコース、小貝川の堤防上を歩く郊外型のコース、中心市街地の神社仏閣を巡る往復型のコースなど、複数のバリエーションがあります。それぞれのコースには、地域の魅力を表現した詩的な副題がつけられており、てくてくロードと同様に、歩くこと自体を楽しめるように工夫されている点が共通しています。
目的地の一つとなっている蛇沼公園は、細長く蛇のような形をした蛇沼と、その周囲に広がる雑木林からなる公園で、茨城県の自然百選にも選ばれた場所です。4月には岸辺をすみれの花が彩り、夏になるとタヌキモが黄色い花を水面に浮かべるなど、20種類以上の水草が繁茂する自然の宝庫として知られています。園内には野鳥観察舎も整備されており、ツグミやキジバト、ヒヨドリ、水面を泳ぐ鴨の親子など、四季を通じてさまざまな野鳥の姿を観察できるため、バードウォッチャーにも人気の高いスポットです。
県レベルの指定を受けていることからも、龍ケ崎市のウォーキング環境が一自治体の取り組みにとどまらず、地域全体の健康づくり施策の一環として広く認知されていることがうかがえます。
関東鉄道竜ヶ崎線は茨城県内最古の私鉄で片道7分の道のり
てくてくロードを歩くうえで、舞台となる龍ケ崎市そのものの特色を知っておくと、散策がより楽しくなります。龍ケ崎市は茨城県の南部に位置し、都心へのアクセスも比較的良好な地域です。JR常磐線の佐貫駅から関東鉄道竜ヶ崎線に乗り換えることで、市内中心部にあたる竜ヶ崎駅方面へアクセスできます。佐貫駅からはバスも運行しており、ニュータウン龍ケ岡行きのバスに乗れば、龍ケ岡公園方面へ向かえます。
関東鉄道竜ヶ崎線は、佐貫駅と竜ヶ崎駅の間、わずか4.5キロメートル・3駅を片道7分ほどで結ぶコンパクトな単線路線です。明治33年(1900年)に龍ケ崎駅(現在の竜ヶ崎駅)と佐貫駅を結ぶ鉄道として開業し、茨城県内で最も歴史の古い私鉄路線としても知られています。
全線にわたって列車の行き違い設備を持たない単線区間で、朝の通学・通勤時間帯を除けば1両編成のディーゼルカーがのんびりと往復しています。昭和46年(1971年)には日本で初めてワンマン運転を開始した路線でもあります。田園風景の中を走る素朴な佇まいは、鉄道ファンの間でも人気が高く、馴柴地区のてくてくロードを歩けば、こののどかな路線を間近に感じられます。
たつのこやまは標高41メートルで牛久大仏まで見渡せる
龍ケ崎市のシンボル的な存在としてよく知られているのが「たつのこやま」です。龍ケ岡公園内につくられた人工の山で、標高41メートル(地上からの高さは23メートル)ほどの規模があります。天気の良い日には、山頂から牛久大仏や筑波山、遠くはスカイツリーまで見渡せるといわれ、市民の憩いの場として親しまれています。てくてくロードの城ノ内地区のコースは、このたつのこやまを望みながら歩けるルートとして設定されています。
たつのこやまがある龍ヶ岡公園には、山の斜面を利用した長い滑り台をはじめ、うんていやクライミングを組み合わせた大型遊具「まいりゅうのしっぽ」、広々とした芝生広場、イベントに利用される「たつのこステージ」といった施設も整備されています。たつのこやま自体には階段とスロープの両方が設けられているため、小さな子どもでも無理なく登れます。すぐ近くには総合運動公園もあり、ウォーキングだけでなく、レジャーやスポーツも一緒に楽しめるエリアです。てくてくロードで体を動かしたあとに、公園内で家族と一緒に体を動かすというプランも立てやすい場所になっています。
牛久沼はうな丼発祥の地でかっぱの小径が水辺に整備
龍ケ崎市は、隣接する牛久市とまたがる形で牛久沼を有しています。この沼のほとりには「牛久沼かっぱの小径」という遊歩道が整備されており、水辺の景観を楽しみながら散策できるようになっています。牛久沼には古くから河童にまつわる伝説が伝わっています。
伝説によれば、かつて牛久沼に住むいたずら好きな河童が、畑を荒らしたり子どもを溺れさせたりして住民を困らせていました。そこで村人たちは、陸で昼寝をしていた河童を捕まえ、こらしめのために沼のほとりの大きな松の木に縛り付けました。その後、河童は悪さをやめただけでなく、沼の周りの葦を刈り取るなど、村人の手伝いをするようになったといわれています。この逸話にちなんで、沼沿いの遊歩道は「かっぱの小径」と名付けられ、道中には河童の碑や、河童の絵で知られる日本画家・小川芋銭の記念館「雲魚亭」もあります。
牛久沼はうな丼発祥の地としても知られています。江戸時代後期、江戸日本橋堺町で芝居の金方を務めていた大久保今助が、鰻好きであったというエピソードが由来です。故郷へ帰る途中、牛久沼のほとりの茶店で渡し船を待つ間に、蒲焼きとどんぶり飯を注文したところ、船が出るという知らせを受け、とっさにどんぶり飯の上に蒲焼きの皿をかぶせて船に乗り込みました。対岸に着いてから食べてみると、蒲焼きがご飯の温度で蒸されてより柔らかくなり、これまで食べたどの鰻よりも美味しかったという逸話が伝わっています。この出来事が、今日のうな丼の原型になったとされ、牛久沼の東畔にあたる国道6号沿いは「うなぎ街道」とも呼ばれ、現在も老舗のうなぎ料理店が数多く軒を連ねています。てくてくロードで体を動かした後に、こうした名物料理を味わうというのも、龍ケ崎市ならではの楽しみ方の一つです。
来迎院の多宝塔は1556年建立で関東・東北最古級
歴史的な文化財として、国の重要文化財に指定されている来迎院の多宝塔があります。この多宝塔は室町時代後期の建築とされ、相輪の宝珠に刻まれた銘文から、当時この地域を治めていた江戸崎城主・土岐治英の援助により、弘治2年(1556年)に建立されたとみられています。平成10年から12年にかけて行われた改修工事の際には、宝珠の銘文からさらに古い年代にさかのぼる可能性も浮上し、長い歴史を持つ建造物であることがうかがえます。
三間多宝塔でこけら葺の屋根を持ち、上層と下層のいずれにも唐様の組物が用いられているこの多宝塔は、関東・東北地方に残る多宝塔建築のなかでも最も古い部類に入るとされ、2006年12月19日に国の重要文化財に指定されました。均整の取れた美しい外観は、室町時代の建築様式を色濃く伝えるものとして高く評価されています。中心市街地コースをはじめ、市内には神社仏閣が数多く点在しており、てくてくロードのルートにもこうした歴史的建造物が組み込まれています。市街地を歩きながら、龍ケ崎市が歩んできた歴史の一端に触れられる点も、このまちを歩く魅力の一つです。
桜の名所として、根町にある般若院のしだれ桜もよく知られています。樹齢450年と伝えられるこのしだれ桜は、毎年春になると花を咲かせ、多くの花見客が訪れる龍ケ崎市を代表する一本桜です。てくてくロードのコースによっては桜の名所を通るルートもあり、春先に歩けば季節ならではの美しい景色を楽しめます。
龍ケ崎市森林公園は2025年3月にアドベンチャーバレー龍ケ崎としてリニューアル
自然の中で体を動かせるスポットとして、龍ケ崎市森林公園も見逃せません。針葉樹林を主体とした自然の森をそのまま活かした約13ヘクタールの広大な公園で、四季折々の植物やさまざまな動物たちを観察できます。1986年の開園から長く市民に親しまれてきたこの公園は、2025年3月にリニューアルオープンしました。新たに「アドベンチャーバレー龍ケ崎」と名前を変え、ネットを渡り歩くフォレストアドベンチャー、マウンテンバイクで森を駆け抜けるトレイルアドベンチャー、オートサイト形式のキャンプ場、バーベキュー施設が新たに整備されています。てくてくロードでウォーキングを楽しんだ日には、こうした自然豊かな施設に足を延ばして、家族でアウトドア体験を満喫するのもおすすめです。
てくてくロードを歩く準備は健康ウォーキングマップ入手から
てくてくロードを実際に歩く際には、いくつか押さえておきたいポイントがあります。まず、各コースの詳しいルート図、距離、見どころの情報は「健康ウォーキングマップ」にまとめられています。このマップは龍ケ崎市役所や保健センターの窓口で配布されているため、事前に入手しておくと、迷わずスムーズに歩き始められます。
コースの起点と終点となるコミュニティセンターの位置を確認しておくことも大切です。てくてくロードはコミュニティセンター単位で設定されているため、各コースの出発地点や、スタンプを押してもらえる場所を把握しておくと、計画的に歩き進められます。全13コースを一度に歩く必要はなく、休日ごとに1コースずつ歩いていくペース配分もできます。
コース上には「はつらつ健康公園」として健康遊具が設置された公園が組み込まれているため、歩き疲れたタイミングで軽いストレッチや筋力トレーニングを取り入れることもできます。ウォーキングと軽い運動を組み合わせることで、有酸素運動と筋力維持の両方に働きかけられ、健康づくりの効果を高めやすくなります。
季節によって楽しめる景色が変わる点も、てくてくロードの魅力です。田園地帯が広がるコースでは、春には新緑、夏には青々とした稲穂、秋には黄金色に色づく田んぼの風景を楽しめます。神社仏閣を巡るコースでは、四季折々の行事や、境内の木々の変化を感じられます。同じコースであっても、歩く季節を変えることで違った表情を楽しめるため、一度歩いたコースをリピートする楽しみ方もあります。
服装や持ち物についても、ウォーキングに適したものを準備しておくと安心です。歩きやすい靴、季節に応じた服装、水分補給のための飲み物は基本的な持ち物です。夏場は熱中症対策として、こまめな休憩と水分補給を心がけることが大切です。冬場は防寒対策をしつつ、日中の暖かい時間帯を選んで歩くと、無理なく続けやすくなります。
家族や仲間と一緒に歩くこともおすすめです。スタンプラリー形式になっているため、家族で「次はどのコースを歩こうか」と相談しながら計画を立てる楽しみもあります。子どもと一緒に歩けば、地域の歴史や自然について学びながら体を動かす機会にもなりますし、高齢者にとっても無理のない距離設定のコースが多いため、幅広い世代が参加しやすい取り組みといえます。
まとめ:13コース完歩で龍ケ崎市の歴史と自然を体感
茨城県龍ケ崎市の「てくてくロード(健康の散歩道)」は、市内13のコミュニティセンター単位で設定されたウォーキングコースで、「誰でも気軽に安心して歩ける」というコンセプトのもと、地域の歴史や文化、自然を感じながら歩ける散策路として整備されています。中心市街地コース、馴柴地区コース、龍ケ崎西地区コースなど、それぞれ異なる距離と見どころが設定され、コース上には健康遊具を備えた「はつらつ健康公園」も組み込まれています。
タッポくんのスタンプラリーと完歩賞という仕組みにより、楽しみながら継続的にウォーキングに取り組める工夫があり、龍ケ崎コースは新日本歩く道紀行100選の「食の道」に認定され、茨城県のヘルスロードとしても位置づけられています。牛久沼、たつのこやま、来迎院の多宝塔といった龍ケ崎市ならではの見どころとあわせて、てくてくロードは地域の魅力を再発見しながら健康づくりに取り組める資源です。
実際に歩く際には、龍ケ崎市役所や保健センターで配布されている「健康ウォーキングマップ」を入手し、各コースの起点となるコミュニティセンターの位置と距離を確認したうえで、無理のないペースで歩き始めるのがおすすめです。1コースあたりの距離はおよそ3〜4キロメートル程度で、休日ごとに1コースずつ歩き進めていく取り組み方ができるのも、てくてくロードが長く親しまれている理由の一つです。季節ごとに変化する景色を楽しみながら、13コースの完歩を目指してみるという歩き方が向いています。









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